「ナイトレイブンカレッジ」 ページ42
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3日後、約束の時間どおり朝早く黒い馬車が2台到着した
式典服のスカートを上手く棺桶に入れ込み、横たわればすぐに蓋が閉まった
フタが閉まり、馬車が動けばおそらく睡眠魔法であろう段々と意識が遠のいてきてそのまま意識が暗転した
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ガチャ……
『………眩しっ』
棺のフタが開くのと同時に意識が覚醒した
辺りを見渡せ自分と同じ式典服を着た奴らがうじゃうじゃ居て、周りにはさっきまで俺が寝ていた棺桶があちこちに浮いていた
横にはまだ空いていない棺桶が並んでいたから多分まだ眠っていんのが分かった
『身体いてぇ…………っ』
せめて何か枕みたいな物だけでも欲しかったな、首周りが特に痛い
『!おっ居た』
ジャミル「!起きたのか」
少し歩けばすぐそこに運良くジャミルが居た、こういう慣れない場で知り合いが居るとすごく安心する
「あー…………ゴホン、では皆さん静粛に」
「『!』」
黒尽くめの服を着た男が鏡の前に立てばそっちに皆注目し、静かになった
クロウリー「まずはじめに、私はこのナイトレイブンカレッジの学園長であるディア・クロウリーと言います
この度皆さんご入学おめでとうございます」
『………学園長か』
その学園長は長々と細かく学園について説明し始めた、なんかところどころ「私優しいので」っていうのがやかましい←
もう周りも飽き始めて俺もぼーっとしてたら今度は闇の鏡の前で寮わけが始まった、もうそこまで行ったのか
『ジャミルはどの寮がいいんだ?』
ジャミル「そんなの全て魂の資質によって決まるのだから聞いても意味ないだろ」
ど正論()
『まぁあくまでジャミルの意見さ、くじ引きみたいで面白そうだし』
ジャミル「そうだなこの中で選ぶとしたら……やはりスカラビア寮だな」
『んじゃ俺もそこで』
ジャミル「……お前最初からそのつもりで聞いたのか?」
『やっぱ学生ならお揃いだろ?それにジャミルが居るほうが安心できる』
ジャミル「お揃いとはそういういみじゃ……
まぁ、安心できるのは……うん、あれだ……そういうのはまだ先というか」
ジャミルがフードをもっと深くかぶりながらそっぽ向きブツブツ言い始めた、……フード似合うな
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maiyui - 初めまして、この小説を読んでいたらすごく自分と正反対で"自分って無能だな"と思いました!作者さんこれからもたくさん書いてください!待ってます (2021年7月19日 21時) (レス) id: 243c2e39e6 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 初コメ失礼します!面白すぎて一瞬で読んでしまいました笑更新頑張ってください!応援しています!! (2021年7月19日 1時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
倒したを倒した - 夢主は受けですか??受けですよね??(攻めでも良い派) (2021年7月16日 22時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - すみません、茨の谷のお話なのですが、男主くんが1つ目のお話で名乗っているのに4つ目のお話でも名乗って、リリアさんが同じ反応をしてしまっています......。お話いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください、応援してます。 (2021年7月12日 23時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年7月5日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タグッチ | 作成日時:2021年6月25日 23時