【文スト】芥川さん、私… 3

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『…んっ』






ジャラッ





〈お目覚めかい？〉





『あぁ、最悪の目覚めだ』






『病人なのだから少しは優しくして欲しいものですね』





〈優しく？お前に一番似合わない言葉だな〉







『で、私をここに連れてきた目的は？』







〈ポートマフィアを釣る〉







『ッふ…あははッ』






『実に馬鹿げた考えだ』






『君はポートマフィアについて何も分かっていないじゃないか』






〈ッ〉






『使えない私を連れ去った所でポートマフィアは釣れないよ』






〈はっ、お前はポートマフィアから必要とされていないと言うことか〉






『まぁ、そうですね。私は扱いづらいですからね』





『私が従順に従う事はありませんから』






〈…そうか。味方が来ないとなるとお前はここで野垂れ死ぬだけだぞ？〉







〈そんな可哀想なお前に電話を貸してやろう〉







〈これで助けを呼べ〉






『おや、ではお言葉に甘えるよ』





プルルルル…





プルルルル…







中原「だれだ」








『中也さん、八尋Aです』






中原「ッ！無事か！？」





『私は無事ですよ。』






中原「場所は何処だ？今助けに行くからよ」






『あぁ…その事で』






中原「あ？」






『助けに来なくて結構ですよ』





『ポートマフィアが敵を増やしてまで助けるほどの人材じゃありませんから私』






中原「てめっ…何言って」






『ポートマフィアに被害は出ませんよ。私が野垂れ死ぬだけですむらしいです』






中原「んな事あって良いわけねぇだろ」





中原「今から向かうおとなしく待ってろ。説教は後からだ」






『…了解です』






プツっ…







『おめでとうございます。ポートマフィア釣れましたよ』





〈良かったなそりゃ、お前にも少しは価値があったんだろ〉







『なら良いですけどね』





…







…







…






ドゴォォォォォォン！！！





『…』





中原「ッチ、おいAポートマフィアに、帰ったら覚えとけよ」







『…はい』







中原「おい芥川！そいつ縛り上げとけ」






「はい」






中原「樋口！薬もってこい！」






樋口「はい！！」






〈ッはなせ！！〉






「捕らえた獲物に離せと言われ離す馬鹿などいるか」






〈ッ下っぱが来るんじゃねぇのかよ！！クソッ〉







樋口「A薬飲んで！もぅ！心配したんだから」






『ごめん』





中原「事情は後できくぜ？」





『はい』







中原「おい、芥川そいつよこせ」







中原「んで、車までAのことはこべ」






『いやっ、歩きますって』

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