【文スト】芥川さん、私… 3

・ ページ25

私が泣き止むまで二人は側に居てくれた





また、芥川さんのことを好きになってしまった





長くいればいるほど





好きになってしまうから







駄目だと思っても止められないから…






ねぇ、芥川さんはしらないかな？




私が





貴方のことを





好いていること





私ね、





この前見たの






芥川さんと






一葉が






楽しそうに買い物してるところ






食堂で楽しそうにご飯を食べてるところ






そこにね、私はいつも居ないの






でもね、安心して一葉






私が貴方から芥川さんを奪う事なんてないから





二人が付き合ったらおめでとうってパーティーをして






一葉が狙われないように守る







それがね、私のやりたい事





私が、遊撃隊に居続ける理由





樋口「…A？」





『なに？』







樋口「ボーっとしてたけど大丈夫？」






『うん。大丈夫だよ』






「…何が大丈夫だ。戦場でボーつとしてみろ一瞬して貴様の命は刈り取られるぞ」







『ふふっ…守ってはくれないのですか？』





「…気分次第だ」






『ありがとうございます。それで良いんですよ』






『常に芥川さんの機嫌を取っておかないと行けませんねぇ…ふふっ楽しみが増えました』







「…やはり、助けるのは辞めだ」







『あら、もう機嫌を損ねてしまいましたか』






「ッーー！切り刻むぞ！！」







『えぇ、お好きにどうぞ』






「貴様は好きになれんな」





『えぇ』






それで良い





これ以上高望みはしない







このくらいの距離で







芥川さんの少し後ろをついて行く






隣に立つのは






一葉だからね







『お恥ずかしい所を見せました』






『それでは報告書を纏めなければいけないので』

第七章　インフルエンザ→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す