【文スト】芥川さん、私… 3

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中原「…」





『私は中也さんを敵にしたくないのですよ』





『ですから、恋人と貴方が自然に別れるように仕向けましょう』






『わからない場合は殺しましょう』






『貴方の弱点は大切な人』






『恋人が人質となれば貴方は直ぐにでも命を差し出すでしょう』







『そうなれば対抗できない貴方を殺して恋人を殺す』







『恩師とて容赦はしませんよ？』







中原「はっそうか。俺を幸せにしてくれねぇのか？」





『中也さんは私の幸せを願ってくれているかもしれません』






『ですが、私は貴方を幸せにするつもりはありません』






『幸せは…』






『幸せは』





『一度味わってしまうと忘れられませんから』






『いずれ、苦しくなるだけですよ』






…






…






中原「まぁ、ありがとうな」







中原「俺は今ので十分幸せだ」





『なぜ？』






中原「今のは、不器用なAながら気ぃ使ってくれたんだろ？」





中原「ありがとな」





『ッ』





サラッと頭を撫でてくれた





『やっぱり少し中也さんには慣れません』





『つい、幸せを求めそうになる』





『それでは』




中原「どこいくんだ？」






『一葉のとこ』






中原「おう！行ってこい！」

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