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あの後は闘いに必死で中也さんがくるまでのこと覚えて無かったの
中也さんが来るなり敵が地面に埋まって
羅生門で拘束された
直ぐに終わった
違和感でしか無かった
最初からこうしておけば良かったんじゃないかって
Aにしては珍しいミスだった
中原「……」
中也さんは腕にAを抱えてAの顔をずっと見ている
中原「…巫山戯んな」
って言いながら涙を流してたから
樋口「中也…さんAは?」
って聞けば
中原「…女医の元に連れて行く」
ってそれだけの返事が返ってきた
中原「樋口、お前は芥川と一緒にこいつら連れて戻れ」
中原「んで、地下室になるべくきつく縛って柱にでもくくりつけとけ」
樋口「…はい」
「行くぞ、樋口」
そう言って足を進める芥川先輩の後ろについて行った
…
…
樋口「芥川先輩、A無事ですかね」
「…さぁな」
「…だが、あいつが死のうとも僕には関係のない話」
樋口「ッ。芥川さんは何とも思わないんですか」
「…樋口、彼奴が守りたいものは今も生きてる。」
「Aは元から戦闘に勝つための作戦は立てていない」
「昔からな、全てある人を守るための作戦」
「それが誰かは自分で気づけ」
樋口「芥川先輩まで…」
私だけが理解出来てないのかなって
少し仲間外れにされているような気がした
ーーーーーーーーーーーーーー
中原「女医、此奴まにあうか?」
クタリとしたAを見せる
与謝野「…」
中原「…頼む」
中原「俺はな、Aが幸せになる姿が見てぇんだ」
中原「好きな奴がいて…」
中原「そいつと結ばれて、結婚して俺に子供を見せに来る」
中原「そんな日を待って今まで救ってきた、手を貸してきた」
中原「だがよ、此奴は俺の願いと真反対のことをすんだよ」
中原「急にもう妊娠できないだとか、好きな人は誰かさんに譲るとか」
中原「此奴は十分頑張った。正直、もう死なせてやってもいいと思う」
中原「が、此奴が本当の幸せを叶える為には、まだ生きてもらわねぇと叶えらんねぇんだよ」
中原「まだ此奴の幸せにしたい奴が鈍感同士だよ」
中原「それと、此奴が死ぬともう一人お宅の包帯野郎がもっと面倒くせぇことになんだ」
与謝野「分かったよ…十分すぎるくらいに」
与謝野「幸、まだほんの少し希望が見えるんだ」
与謝野「本当に少しだけど心臓が動いているからねぇ」
与謝野「後は任せな」
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - コメントありがとうございます!どうぞ!!思う存分夢主ちゃんを抱きしめてあげてください!芥川さんも樋口ちゃんも夢主ちゃんを抱きしめるとしてやっぱりうたねの鍵さんも抱きしめてあげてくださいね!きっと喜びますから (9月22日 18時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
うたねの鍵(プロフ) - コメント失礼致します! うう、辛い……夢主ちゃんどうか幸せになってほしい、、、それと夢主ちゃんに一回抱きしめさせてください(?)いやでも抱き締めてあげるのは芥川さんか樋口ちゃんですよね、、皆ハッピーエンドはないのかなぁ、、なんて考えてます!! (9月22日 14時) (レス) @page36 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 来世は推しと生きたいさん» 私も文章纏めるの苦手なのでへいき平気ですよー!ややこしい関係ですよね、親友同士好きな人が同じだと他の人になら言えることも言いづらくなりそうですし…共存出来れば良いんですがね、 (9月20日 10時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» それがいちばんの解決策かも知れませんね笑!こちら側としても芥川さんが何人いようとも幸せですから (9月20日 10時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - あぁあ文章がまとまってない,,すいませんんん!! (9月20日 7時) (レス) @page30 id: 7d7582c0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年9月3日 13時