【文スト】芥川さん、私… 3

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ドカンッ！ドカンッ！




落ちる雷を避ける






カツカツカツカツ







なるべく近づいていく






『はぁはぁ…っ』






銃を1発撃つとやはり壁が作られた





くるりと壁の裏側に素早く潜り込み






『ッ捕まえた』





土の異能力者の手を掴んだ






フード「なっ！」






そして銃を構えて







バンッ！！！






頭を目掛け撃った






この距離ならッ





…






…






そう思ったが







土に囲まれ、フードは擦り傷で済んだ





『ッ！！』






フード「自ら近づいてきて下さりありがとうございます」





ガシっと腕を掴まれ引くことが出来ない






フード「コピ」






コピ「了解！」







『ッ』






ジリジリと静電気を感じた






それもさっきまで感じていた雷とは比べ物にならない程の






おそらくこの雷で私にとどめを刺す気





だから、コピとヴィシュはこの雷に今使える最大威力を出す







その後はしばらくクールダウンに入るはず






『ッ』






手を掴まれていない反対側の手で無線機のボタンを押した






ザザッ






『芥川さん！この後がチャンスです、逃げられる前にッきt』





私は最後まで言い切ることが出来なかった







だって、






ドゴーーン！！！！！！！







『ア"ァ"ァァァァ！！！！！！』






雷が落ちてしまったのだもの






身体強化をしていた






だけどそれを上回る雷の威力





シャンっと異能力が解けて






意識が遠くなる






呼吸もし辛くて






もう一度強化しないとって思った







だけど






『カハッ！！！』






血を吐いた






頭が酷く痛んだ






…





…





今まで闘いに集中していて忘れていた





異能力の使用時間はとっくに過ぎていたのに





だから息切れも酷かったんだ





『あぁ、完敗だ』





土が私を覆っていく





口も鼻も塞がれ呼吸が出来ない





胸が圧迫されて苦しい





あぁ、生きたまま埋葬か…なんて





師匠の方はみんな強いのに







私は強くなれなかった








『情け無い…な…』




…






…






意識は闇の奥深くに堕ちていった

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