第4章 親友 ページ10
…長い夢を見た
思い出したく無い
思い出したところで変わらない
…
あぁ。一葉
一葉はどうなったかな
大丈夫かな
目覚めたこと、それは安心した
ただ一葉のことだから
私を拒んだ自分を責めてるんだろうな
…一葉は悪く無いよ
そう伝えられたらどれだけ良いかとか
『…』
ーーーーーーーーーー
コンコンコン
『芥川さん…入室の許可を』
「…」
『…これからの任務のことについて相談する為に参りました』
「…」
『…一葉の為にもとても大切なことです』
「入れ」
『失礼します』
ガチャ
ドアを開けるとソファーに足を組み書類を片手に座る芥川さんがいた
「早く要件を話せ…早く僕の前から消え失せろ」
『ッはい』
『簡潔的に申し訳上げますと、暫くの間…一葉が私を見ても怖がらなくなるまでの間』
…
『芥川さん率いる遊撃隊から離れたいと考えています』
『一葉が私を迎えて良いそう言われれば戻ってきます。私が遊撃隊として動いていない間も作戦立案も立てます』
「そうか別に愚婦、貴様が居なくとも何も変わらんがな」
「別行動がしたければ勝手にしろ」
『はい…失礼します』
…
やっぱり私は
イラナイコ?
私は必要とされないの?
どれだけ頑張ったって一葉には敵わない?
…
??「よっ!」
『中原幹部ちょうど其方に向かおうかと…』
中原「…なぁAどうした」
『っへ?』
中原「ッちょっとこっち来い」
中原幹部に手を引かれて連れてこられたのは中原幹部の執務室
部屋に入るなり私を抱きしめた
中原「また、またか?」
『急にどうしたんですか』
中原「また、芥川に泣かせられたのか?」
『ですから何をッ「気づかねェのか」』
中原「泣いてんだよッ」
『嘘言わないでください!私はッ私は泣かない!!』
『弱くないッ…わたしはッ』
中原「じゃ、なんだってんだ!!その雫はよ」
『ッただの汗です』
『私はッ泣いて…ない…』
中原「ッ!」
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時