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幼い私は家を出た者の行く当てなんて無くただ横浜の街をうろうろと歩いていた









服装は白のワンピース








血が滲んでいるのがよく分かった








街ゆく人は私を避けて








それでいて私をじっと見る









避けるくらいならみなければ良いのに









そう思っていた









まずは服を買おう








この格好では孤児院行きだ








警察にも捕まる








私が両親を殺した事もバレる









別にバレても良かった








ただ、少年院に入っている間が勿体無いと思ったから







やっと自由の身なんだもの








あれから服を買いに行った








店員さんは私を警戒しながらも商品を渡した







それから、川沿いの橋の下で服を着替えた







白いワンピースは川に流した







両親を殺したナイフは川で洗ってポッケにしまった








それから路地裏で夜を過ごして








橋の下で雨風をしのいだ








人身売買の輩にも捕まりかけた








私を追ってくるそいつらを斬りつけた










逃げる事に必死だった









路地裏を逃げて逃げて









角で人にぶつかった










??「大丈夫か?」









『ッ!離して』









??「お前は孤児か?」








『はなしてよっ』








タッタッタッ









人身売買の輩が近づく音が聞こえた








??「大丈夫だ安心しろ」








お兄さんは銃を持っていた








初めて見る者だった








曲がり角を曲がってきた輩の足元に3発銃弾を撃ち込んだ









輩は怖がって逃げていった








??「家はないのか?両親は?」








『家はある。両親は殺した』









普通の人なら驚くだろうにこの人はちっとも驚かなかった








むしろ頭を撫でて









??「大変だったな」









そう私に呟くのだもの








初めてだった、大人に頭を撫でられたのは









なんだか嬉しくなってお兄さんに抱きついた









『ありがと』








??「あぁ、たいした事ではない」








『私は八尋A…貴方の名前は?』









織田「俺の名前は織田作之助」








織田「ポートマフィアの下級構成員だ」









『…そう』









『わたしは孤児よ?どうしてくれるの?』









織田「あぁ、さっきの俺の質問か」









織田「俺は孤児を養っているんだ」









織田「Aも一緒に来ないか?」









この時、初めて出会った筈なのに何故かこの人なら大丈夫って私の感がいったの






ここまでが私と織田作さんが出会うまでのお話

・→←第3章 過去



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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時

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