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…
コツコツ…
？？「…」
サラッ
誰が私の頭を撫でた
？？「起きろ…こんなところでポートマフィアが寝てたら殺されんぞ？」
『…おはよ…ございます』
中原「ん」
『どうしてここに？』
中原「あぁ、飯誘おうと思って家に行ったがいなかったからな」
中原「昔、ここによく来てたろ？」
『ふふっそうですね』
中原「んじゃ、飯行くか！俺の奢りだ」
中原「車でそこまで来てる」
と言うことで、中原幹部会の車まで向かった
助手席のドアを開けてくれたので助手席に乗り込む
『ッ』
後部座席には芥川さんと一葉が居た
一葉「A！まってたんですよ！！」
『…お待たせ』
「…」
中原「じゃ、行くぞ」
一葉「はい！！！！」
横浜の海を眺める
中原「なぁ、芥川」
「はい」
中原「遊撃隊はどうだ？」
「…使えない部下ばかりです」
「ですが、樋口は上手く動く」
『ッ…』
ミラーから見えた
私を睨む酷く尖った目
樋口「ありがとうございます先輩！！！！」
一葉の無邪気な笑顔
私は、一葉の様には笑えない
一葉は部下思いで、部下が亡くなると必ず泣いている
私は、部下が死んでも…もう、何も感じない
一葉は、皆んなを笑顔にさせる
私は、その場にいるだけでその場の空気を重たくしてしまう
一葉は…どうしてあんなに綺麗なのだろうか
闇の社会にいながらずっとずっと光を放ってる
闇の社会に溶け込んだ私とは全然違う
今思えば…
中原「A…気にしなくて良い。暗い顔すんな」
コソッと耳元で囁いた
『はい』
考えるのを止めることにした
中原幹部達の食事を重い空間にしたくなかったから
中原「よーし！！着いたぜ！！めいいっぱい食え！！！」
そう告げると中原幹部は店に入った
樋口「はい！！！！芥川先輩食べますよーー！！」
いつもの様にポケットに手を入れ立っていた芥川さんの腕を掴み樋口は店の中にかけて行った
私はそれを一人…ポツンと見ていた
行こう…
私に出来るのは空気を重たくしない様に振る舞うこと
頑張らないと
カランカラン
『…中原k…中原さん横失礼します』
中原「おう、何食べる？」
『中原さんのお勧めを』
中原「了解」
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夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます。出来るだけ毎日更新頑張ります！ (8月12日 15時) (
レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 芥川さんは“愚婦の為じゃない”と言ってます。それは本心なのか、プライド的な物なのか。今後の展開が楽しみですね...！毎朝更新を楽しみにしています！ (8月12日 9時) (レス) @page37 id: 7729156010 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - 不器用さで自分に厳しい夢主ちゃんは甘えることも、本来の気持ちを伝えることも苦手です…だからかそ、中也さんのように自ら夢主ちゃんに声を掛けてくれる存在が必須ですね。今後、夢主ちゃんがどう変化していくのか…楽しみです (8月11日 15時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - あっあぁあ...。読んでて夢主ちゃんの苦痛が伝わってくるようなお話でしたね...。“信頼”は凄く大切なもの、それがないと不安になる気持ち...分かります。夢主ちゃんは、自分より他人を大事にしているから、人より他人の評価を気にしちゃうんだろうなぁって思いました (8月11日 7時) (レス) @page36 id: 7729156010 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - きっと夢主ちゃんは大変だったからそれに追い打ちをかけないために芥川君が拐われたこと言わなかったんだよ！！だから人間不信にならないで〜！せめて中也さんだけでも信用して！！ (8月11日 1時) (レス) @page36 id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻泡影（むーにー） | 作成日時：2023年7月27日 1時
