【文スト】芥川の妹は。。 3

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森「1人で大勢相手に戦えるようになった。任務の作戦立案もよく出来ている。」



中原「…」




森「これはね、A君の成長して行く姿を、懸命に頑張っている姿を見ていたからこそ、あの時応援は要らないと言い切れたのだよ」



森「A君をここまで成長させたのは、中也君や太宰君のお陰だよ。でも、彼女に一番の影響を与えたのは…」




中原「芥川ですか？」




森「そうだね、芥川君さ」




森「太宰君が芥川君を開花させ、芥川君がA君を開花させた」




中原「…」




森「太宰君も芥川君もA君には厳しいからね…」




森「そんな時にA君の心の支えになっていたのが君だよ。」




中原「俺…ですか」



森「そうだよ」



森「私はすっかり我が子の成長を見ている気分だよ。中也君も太宰君も、勿論、芥川兄弟もね」




森「これからも、A君を支えてあげ給え」




中原「はい」




森「さぁ、A君の所へ行ってあげなさい」




中原「はい。失礼します」


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一方医務室では



ガラガラガラガラ…



カツカツカツカツ



「…」



ピッ…



「…」



ピッ…



「…」



ピッ…



「…随分と大怪我ではないか」



ピッ…



『…』



「起きる気配もないな。死ぬつもりか？」



ピッ…



『…』




「貴様は分かっているだろう。ここで死ねば僕は貴様を認めぬ」



ピッ…



『…』



「それとも、諦めて死ぬのか？」



ピッ…



『…』



「僕を死なせない。と言っていたな。」



ピッ…



「今起きなければ、貴様の目標が消えるかもしれぬぞ」



『…』




ピッ…



「早く起きろ…寝すぎだ。この様子じゃ僕がAを認めるのは当分先になりそうだ」



『…』




ピッ…



「銀が心配していた。」



「目を覚ませ、A。」



『…』



ピッ…



「…また来る。その時には起きていろ。」



ガラガラガラガラ


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声がした




真っ暗な空間に誰かの声が響いた




起きろ。と



『…もう少し寝ていたい』



また聞こえた、起きろ。と



ここには暗闇が続いているだけで、これと言って良いものはない



ただ



『暖かい…』



春のような空気



遠くから波の音も聞こえる



だけどこの空間に海なんてものは無い



また聞えた



次は起きろ。では無い



目を覚ませ。そう言っている



『あぁ…私あの後』



こんなところでぼうっと怠けている場合じゃ無い



『…お兄さんに認めて貰わないと…』

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