【文スト】芥川の妹は。。 2

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まだAちゃんは10歳だ…



毒の訓練も全て終了し次からは体術などの戦闘訓練に移行しようと思っていたが


太宰「済まないね…Aちゃん」



『何故、謝るのですか』



だって私はポートマフィアを抜かなければいけない



織田作の最後の望みだからね



私は教えてあげられないのだよ



無責任な上司でごめんね



僕はね織田作みたいに優しくないのだよ



もしもAちゃんが織田作に拾われていたら



君はきっと黒とは無縁の光で生きる普通の女の子だったはずだよ



Aちゃんの心にヒビが入る音を無視してまで訓練させた代償だ



太宰「明日からは戦闘訓練が始まる。」



『私は明日で11なのですか？』



太宰「そうだ。戦闘訓練も頑張りたまえ」



『はい。』



あの時訓練ができると喜んでいたあの笑顔はもう何処にも無かった




……



次の日



ザワザワザワザワ



ポートマフィア全体が慌ただしい



昨日織田さんが亡くなって…



？？「おい！」



『中原さん。どうされました？』



中原「ッ！？A？だよな」



『はい。Aです。』



中原「具合でも悪りぃか？」



『いえ…』


中原「そうか…まぁ良い。それより緊急事態だ。」



中原「太宰がいねｪ…ポートマフィアの何処にもな」



中原「今はポートマフィアと傘下も動かして全戦力で横浜の町中…いや日本全体を探しているがまだ目撃情報がねぇ…」



中原「いなくなった痕跡もねぇ…」



中原「ポートマフィア近くの防犯カメラにも映ってねぇし…」



中原「昨日太宰といただろ？何か変なこと言ってなかったか？」



『昨日織田さんが私のせいで亡くなりました。』



『昨日太宰さんが私に済まないね。と誤ってきました』



『特に変わった動きというものは…』



中原「済まないね。か…そうか分かった。ありがとなA」



『はい。』



ッんだ？太宰はいなくなるし…Aの目に光がない。



何処にも目線が合っていないような…



闇を見つめているような



返答もロボットみたいであの頃のAの面影は一ミリもねぇ




確かにポートマフィアには精神を痛めた奴も多くいるが



Aはそう簡単になる奴じゃぁねェ…



昨日一日で何があった？



Aのあの笑顔は何処に行った？



何故急に俺を突き放した？



もうあの笑顔は見れねぇのか？



今のAは自分の意思を持たない操り人形みたいだ

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