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中原「皆並べ〜」
タッタッタッ
中原「遅刻だぞ〜ってAじゃねぇか」
『遅刻してしまって申し訳御座いません。』
中原「気にすんな。太宰のとこ行ってたんだろ?」
『はい。ありがとうございます』
中原「おう!」
私も列に入る。
太宰さんの時は点呼なんて無かったが、中也さんの時はあるらしい
次々呼ばれる構成員の名前。
其中に私を虐める奴の名前もあった。
さっきの会話を聞かれた…
中也さんと話しているところを見られた…
どうしよう。
怖い。
中原「A。」
怖い。
中原「A。」
怖い。
中原「A!」
『ッ!はい!』
中原「どうした?体調でも悪いか?」
『平気です。』
中原「そうかなら良いのだか無理するなよ」
『はい。』
また、また視線を感じる
後ろから睨まれている。
今日も呼び出されるのか?人形のように言いなりになるのか?
中原「よし!全員居るな〜今回の任務は武器の密輸業者を潰すだけだ。情報によるとそこ迄つぇ奴はいねぇよみたいだが気を抜くな。」
中原「んじゃ…特攻隊は侵入の用意を」
トットット
私は急ぎ足で用意をする
ガシッ
中原「A?どこに行く?」
『私の配置列に…』
中原「は?Aは特攻隊なのか?」
『はい。』
中原「冗談だよな?特攻隊がどんな部隊が知ってるのか?」
『勿論です。もう既に一度特攻隊として任務を終えました。』
中原「……っざけんな。あの糞太宰」
中原「いいかA?この任務は特攻隊に行かなくていい。俺の周りで援護してくれ」
『ですが、太宰さんの計画では私は特攻隊です。それに私はお兄さんやお姉さんと違って訓練をしていません。』
『銃の使い方も体術も何もわからないのです。ですから特攻隊が私の唯一できる仕事なんです。』
中原「だがよ、手前はまだ9歳だぜ?もっと怖がれよ…」
『お兄さんに認めて貰うための一歩何です。行かせてください。』
私は真剣な眼差しで中也さんの蒼瞳を見る。
中原「はぁ……行ってもいいが死ぬなよ。」
『はい。』
死ぬなよ。か…
生きて帰れるのかな?そんな保証何処にもないのに…
中原「全員位置についたか?」
中原「では参戦を開始する!行け!」
「「「「『はい!!!』」」」」
2回目の地獄が始まる
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夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます!かなり切ない話ですよね笑…感情移入?してくださり、嬉しい限りです! (2023年3月13日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 初コメ失礼します!!切なすぎて涙がほお伝って入ってたそれも無意識に (2023年2月23日 22時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ありがとうございます! (2022年12月28日 11時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 読んでると切ないけど面白いですから (2022年12月27日 22時) (レス) @page37 id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます。私が気付けた箇所を一話から修正しました。この度は芥川の妹は。。を読んでくださりありがとうございます! (2022年12月27日 12時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年12月4日 21時