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母「ねぇ、貴方」
父「なんだ？」
母「Aちゃんが来たら、治の自I 殺癖は無くなるかしら」
父「きっと無くなるさ」
父「私たちは仕事で両方家を空けることが多くて、治を一人にしてしまっていたからな…」
父「でも、妹が出来たんだ。きっと喜んでくれるよ」
母「Aちゃん」
『…はい』
母「緊張するでしょ…ごめんね」
『謝る必要はない…だって養子にしてくれるんでしょ？』
母「えぇ、貴方にはお兄ちゃんができるの。少し変わった子だけどきっと大切にしてくれると思うわ」
母「よろしくね」
『はい』
なんて会話をしていると家についたみたいで車を降りる
タワーマンションの高層階
海がキラキラと光るのが見えた
一つの部屋の前で止まると鍵を開け中にはいる
母「治〜ただいま」
「…うん」
静かに男の子の声が聞こえた気がした
母「少しこっちに来てくれないかしら？」
トットットッと歩く音が聞こえる
見えたのは包帯だらけの男の子
一瞬、ギロリと視線を感じた
が
母「治、妹が出来たのよ」
「ッ！？ほんと！嬉しい！！」
その母の一声で表情を一転させた
父「良かったな」
「うん！」
母「治、私たち手続きに行かないとダメで二人とも家を空けるからAちゃんをよろしくね」
「まかせてよ」
母「じゃぁ、いってくるね」
「行ってらっしゃい」
『行ってらっしゃい』
ガチャン
…
…
『お兄ちゃん』
「…なに」
驚いた
先ほどの子供らしい声とは違う低い声
『…よろしく』
…タッタッ
近寄ってくるお兄ちゃん
腕を掴まれ
ゴンッ
そのまま壁に押さえつけられた
『イタッ』
「僕は君とよろしくするつもりなんてないから」
「妹なんて必要ない」
『でもさっき』
「勘違いしないで、演技だから」
『…』
「本当に僕に君は必要ないんだ消してあげてもいいけど」
と首を掴まれきつく握られた
『ッア…お兄…』
『ッー！！！』
手の力が強くなった
「お兄ちゃん？誰がそう呼んでいいって言った」
私の視点が合わなくなってきたのを見極めて
手を離され私は崩れ落ちた
『ッゴホッヒュッヒュッ』
「いいかい？話しかけないで。でも、両親の前では仲のいいふりをする」
「分かった？しくじったら今より痛いことするから」
『ッ…はい』
私のこと嫌いなの…？
そんな一声は喉が出なかった
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夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 天然石さん» 報告ありがとうございます。何章での誤字か教えて頂けますでしょうか？ (5月3日 0時) (
レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 来世は推しと生きたいさん» うれしいです！キャラの口調をどうにか似せようと頑張ってます！ (5月3日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 面倒飴さん» ご報告ありがとうございます！福永諭吉って誰やねん！って感じですよね (5月3日 0時) (レス) @page47 id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
面倒飴(プロフ) - 誤字報告失礼します。第八章 武装探偵で「福沢諭吉」が「福永諭吉」となっていました。 (5月2日 1時) (レス) @page49 id: f3ca837efe (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 間違えてますよ森さんじゃなかったですかポートマフィアは (5月1日 17時) (レス) @page49 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻泡影（むーにー） | 作成日時：2024年2月25日 0時
