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お兄さん達が出て行ってから
中原「…すまねぇ守ってやれなくて」
『私なら大丈夫ですよ！』
と言ってちこらこぶを作るようにポーズをし笑って見せた
中原「ッ」
一瞬、中也さんの顔が歪んだがふっと優しい笑みに変わった
きっと深入りしない方がいいと気遣ってくれたんだ
中原「そうか、丈夫だな！」
『はい！さぁ、続きをやりましょ』
中原「おう」
と言って腕立て伏せをするものの全身が痛くて上手く力が入らない
ポタポタと垂れる血も量を増していくばかりだ
腕立て伏せが50回終わり腹筋を始めて少しした頃
急に頭がくらくらと回り出した
血は小さな水たまりを作っていて貧血かな…なんて思う気持ちは冷静だった
芥川さん…いいな
きっとお兄さんに期待されているんだ
お兄さんが拾ってきた
と言うことはつまりそう言うことだ
私はようなしだ
私が完璧でなんでもできる人間だったら
代わりなんていらないもの
腹筋を繰り返す
だんだんと思考が弱くなる
視界ももうすぐでシャットアウトしそうだ
『…いいな』
芥川さんは
…
…
ゴンッ
と言う音で横を振り向き驚いた
中原「…」
静かにAを抱き上げる
ポタポタと血が服に着くが気にしない
医務室に行き包帯を巻いてやろうと思ったがやめた
きっと嫌がるから
青鯖のせいだ
かと言って別の方法を知らない俺は首領を呼んだ
中原「首領、Aの手当お願いします」
森「訓練をしていただけだろう？どうしてここまで傷口が開いたんだい？」
中原「…太宰の奴ですよ」
中原「またAを傷つけやがって」
森「そうかい…Aちゃん可愛いのだからだねぇ」
中原「…無礼な質問失礼します。」
中原「こいつが13になったら首領はどうするおつもりですか」
森「勿論、駒として使うさ」
森「ただね、太宰君とは違ってこの子には能力がないからね」
森「捨て駒かも知らないね」
中原「ッ」
森「まぁ、その時の良いように使うさ」
森「中也くん、ポートマフィアの為なら私はどんな非道でも平気で行うのだよ」
中原「…はい」
森「さ、傷もない終わったことだし」
森「中也くん、これを太宰君に届けてきてくれないかい」
中原「承知いたしました」
ーーーーーーーーーーーーー
ピッ…ピッ…ピッ
静まり返った部屋に機械音が響く
ピッ…ピッ…ピッ
少女は動かない
もう永遠に起きないかのように
静かに眠っている
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夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 天然石さん» 報告ありがとうございます。何章での誤字か教えて頂けますでしょうか？ (5月3日 0時) (
レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 来世は推しと生きたいさん» うれしいです！キャラの口調をどうにか似せようと頑張ってます！ (5月3日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 面倒飴さん» ご報告ありがとうございます！福永諭吉って誰やねん！って感じですよね (5月3日 0時) (レス) @page47 id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
面倒飴(プロフ) - 誤字報告失礼します。第八章 武装探偵で「福沢諭吉」が「福永諭吉」となっていました。 (5月2日 1時) (レス) @page49 id: f3ca837efe (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 間違えてますよ森さんじゃなかったですかポートマフィアは (5月1日 17時) (レス) @page49 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻泡影（むーにー） | 作成日時：2024年2月25日 0時
