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…
…
「…」
ゴーゴリ「あら、」
ゴーゴリ「いいのかい?本当にこのままではとられてしまうよ」
…
薄暗い空間で静かに音が響く
「心配ありません」
そうは言ってあるものの眉間に皺がより険しい顔立ちである
通常の冷静、無表情の彼はいない
「彼女は僕に依存しているんですから」
ゴーゴリ「はぁ、そうかい」
ゴーゴリ「君がそれでいいならそれで良いさ」
「…ゴーゴリさん」
ゴーゴリ「はーい」
「Aさんのところへ行って早く帰って来なさいと伝えてください」
ゴーゴリ「嫌だよ面倒くさい!」
ゴーゴリ「さっき心配しないと言ったのは君じゃないか」
「頭の命令です。行って来なさい」
ゴーゴリ「…仕方がない、親友の頼みだ言ってくるよ」
そう言って外套の中に消えていった
ーーーーーーーーーーー
一方その頃
太宰「もし、君のお迎えが来たら君は帰るのかい?」
『きっと帰りますよ』
『どちらにいても苦しいのですから』
『それなら…せめて主人様のそばにただいつも通り使えていたい』
…
…
『それに、迎えが来たと言うことは少しは求めてもらえた…と言うことでしょう』
太宰「そうだね」
『だから…もし迎えが来た時太宰さんは私の手を離し逃げてください』
太宰「時間が過ぎるのは早いね」
なんて言った太宰さんは私の手を離し私から離れていった
ふと、気づいた
『…迎えがくるのですね』
背中にそう語りかけても返事は返ってこない
『ありがとう太宰さん』
…
風が髪を揺らした
海が青々と輝いていた
…
??「ごきげんよーー!!!」
後ろを振り向く
『ご機嫌よ』
『…ゴーゴリさん』
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メイデーア - 幸せになって欲しかったって神かよ、泣けるッ…。ドスト様、夢主ちゃんは幸せだよ。あなたを庇えたんだから。あなたを助けられたんだから。あなたを死なさずに済んだんだから。武装探偵社やポートマフィアには不利益でも、きっとそれは正しかったのだから。 (4月23日 16時) (レス) @page24 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!生まれ変わった話…面白そうですね!短編にはなると思いますがまた、落ち着いた頃に書きます!! (3月7日 6時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 完結おめでとうございます!最後の夢主ちゃんがドスくん庇ったシーンでガチ泣きしました。大変わがままなのですが、その後、ということで、夢主ちゃんが生まれ変わった話を作ってもらえないでしょうか?お願いします! (3月2日 21時) (レス) @page26 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!来世は推しと生きたいさんの感想に驚かされてばかりです!語彙力が凄くて…次回作まで期間が空いてしまうとは思いますが完結までまた頑張ります! (2月28日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - 完結おめでとうございます!!続編に移行されてからコメントできていなかったので今全部伝えちゃいます。本当主さんが書く夢小説には毎度泣かされてます…。ドスくんの気持ちが薄々現れていく感じとすれ違いが,読んでいて凄いと感じました。次回作も追わせて頂きます! (2月26日 7時) (レス) @page25 id: 34d0d522f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2024年1月25日 18時