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『気にしないでください』
『この世に100優しい人間なんて存在しませんから』
『必ず優しさの裏には欲が隠れてる。本人は気づいてなくても確かにそこに欲望がある』
…
…
『…ご飯作るのでゆっくりしておいてください』
太宰「おや?材料は?」
『太宰さんが帰ってくる前に買い出しに』
太宰「そうかい。よろしく頼んだよ」
キッチンに立つ
『…鍋しかないんですか』
太宰「…そうだけど」
『…なんとかします』
なんて言って見たものの、鍋だけで料理したことなんかない
包丁はあってもまな板がない
鍋と包丁。何をしていたか
まぁ、作らないこともないか
と気合を入れて調理を始めた
ーーーーーーーーー
コト…
本を読む太宰さんがこちらを振り向く
『お待たせしました』
太宰「…これは」
『ボルシチです』
『それと、パン』
太宰「あぁ、自国の料理だね」
太宰「忘れていたよ」
『…確かに。こちらこそ配慮が足りず申し訳ございません』
太宰「食べようか、人の手料理はいつぶりだろう」
なんて他愛も無い話をした
ーーーーーーーーーーー
お風呂上がりに血だらけの包帯と傷を見て気がつく
『包帯…ないな』
ガラガラとお風呂場から上半身を乗り出す
『太宰さん』
太宰「なんだi っ!?」
…
太宰「服は着ないのかい?その、見えてるけど」
『…何も思わないでしょう?こんなに汚いからだ』
あざだらけで、切り傷擦り傷、火傷にその他諸々
きっと太宰さんが今まで見てきた女性は肌が白くてスベスベで
痛々しい傷とは無縁のような人
太宰「思うさ」
太宰「こんなこと言うのもあれだけど…君の身体は正真正銘、女性さ」
太宰「それに、その傷は君の勝手の頑張りなのだろう?」
太宰「少しは誇りなよ…なんてただの綺麗事さ」
『…ありがとうございます』
『それで、あの』
太宰「包帯かい?」
『はい。持ってくるの忘れてしまって』
太宰「私が巻いてあげるよ」
太宰「もう裸は見てしまったからね」
『ありがとうございます』
なんて平然を保って見たものの今更恥ずかしくなってきた
太宰「さぁ、こっちにおいで」
私は足を進めた
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メイデーア - 幸せになって欲しかったって神かよ、泣けるッ…。ドスト様、夢主ちゃんは幸せだよ。あなたを庇えたんだから。あなたを助けられたんだから。あなたを死なさずに済んだんだから。武装探偵社やポートマフィアには不利益でも、きっとそれは正しかったのだから。 (4月23日 16時) (レス) @page24 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!生まれ変わった話…面白そうですね!短編にはなると思いますがまた、落ち着いた頃に書きます!! (3月7日 6時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 完結おめでとうございます!最後の夢主ちゃんがドスくん庇ったシーンでガチ泣きしました。大変わがままなのですが、その後、ということで、夢主ちゃんが生まれ変わった話を作ってもらえないでしょうか?お願いします! (3月2日 21時) (レス) @page26 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!来世は推しと生きたいさんの感想に驚かされてばかりです!語彙力が凄くて…次回作まで期間が空いてしまうとは思いますが完結までまた頑張ります! (2月28日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - 完結おめでとうございます!!続編に移行されてからコメントできていなかったので今全部伝えちゃいます。本当主さんが書く夢小説には毎度泣かされてます…。ドスくんの気持ちが薄々現れていく感じとすれ違いが,読んでいて凄いと感じました。次回作も追わせて頂きます! (2月26日 7時) (レス) @page25 id: 34d0d522f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2024年1月25日 18時