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ページ2

太宰さんに駆け寄る





太宰「そんなに私の時間が欲しいのかい」





『えぇ』






太宰「私は君とは過ごしたくないよ」





『ッ』





『なら心中でもしましょうか』





太宰「君との心中はお断りさ」





だんだんと震えてくる声





私はこの人にすら見てもらえないの?





『ねぇ、お願いします』






太宰「…」





すぐ目の前にいる太宰さんに抱きつく






それから少し太ももの辺りを撫でてみた






太宰「ッ辞めたまえ」






カチャリと耳元で銃を構える音が聞こえて





『…』





それでも私は続けた







太宰さんをその気にさせないといけないのだ






太宰「手を止めろ」






『…』







上から聴こえる冷たい声








太宰「これが最後だよ、手をとめたまえ」







『もうその銃で私を殺してよ』






言うつもりのなかった言葉がポロリとこぼれ落ちおちた







正直これには私も驚きで少し、手が止まってしまった







この距離で頭を打たれれば時間はかかれどいつかは死が来る






『私を殺して』






『もう辛いの…何がなんだかわかんない』






みっともないくらいに弱々しい声が響く








カチャリと銃の下ろされるおとがする






すっとしゃがみ込んだ太宰さんは私の頬に手を添えた






太宰「そんなに辛いのなら逃げればいいじゃないか」






『あの人からは逃げれない…』







『それに、辛いのに逃げたくもないの』






太宰「君はまだ子供だ」






『いえ、大人よ』






太宰「いぃや、子供だね」







太宰「私からまた君はおもちゃを買って欲しいとただをこねる子供みたいだよ」





『ッ』








太宰「分かった。今夜私の時間をあげるよ」







太宰「少しでも私の暗殺計画がうまくいった様に見せかけてあげる」






『ッ!?』








そうか…







『最初から分かっていたのね』








やっぱり貴方にも敵わない

・ *少々注意です*→←第五章 組合 【続】



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メイデーア - 幸せになって欲しかったって神かよ、泣けるッ…。ドスト様、夢主ちゃんは幸せだよ。あなたを庇えたんだから。あなたを助けられたんだから。あなたを死なさずに済んだんだから。武装探偵社やポートマフィアには不利益でも、きっとそれは正しかったのだから。 (4月23日 16時) (レス) @page24 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!生まれ変わった話…面白そうですね!短編にはなると思いますがまた、落ち着いた頃に書きます!! (3月7日 6時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 完結おめでとうございます!最後の夢主ちゃんがドスくん庇ったシーンでガチ泣きしました。大変わがままなのですが、その後、ということで、夢主ちゃんが生まれ変わった話を作ってもらえないでしょうか?お願いします! (3月2日 21時) (レス) @page26 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます!来世は推しと生きたいさんの感想に驚かされてばかりです!語彙力が凄くて…次回作まで期間が空いてしまうとは思いますが完結までまた頑張ります! (2月28日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - 完結おめでとうございます!!続編に移行されてからコメントできていなかったので今全部伝えちゃいます。本当主さんが書く夢小説には毎度泣かされてます…。ドスくんの気持ちが薄々現れていく感じとすれ違いが,読んでいて凄いと感じました。次回作も追わせて頂きます! (2月26日 7時) (レス) @page25 id: 34d0d522f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2024年1月25日 18時

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