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敦と御阿礼の協力により何とか列車に乗れた三人
だが敦は向えを見ると頬を少し紅くなっている
その原因は＿＿＿＿
「御阿、次は此方ね。あー」
「あーん。どうですか？」
「うん！次は此れ」
うまうま棒と云う名の駄菓子を御阿礼に餌付けされ
満足そうに懐から他の駄菓子を差し出す乱歩
「はい。(可愛いな…)」
此れが敦が照れている理由である
敦は性格がヘタレな事も有るが他の人でも照れるだろう
「(そういえば…)
御阿礼さんは乱歩さんの助手なんですか？」
紅くなった頬を引っ込め
探偵社を出た頃から疑問だった事を問う敦
「よく判らないのだけれど、入社始めに駄菓子を食べていたら
『やっぱり御阿は僕の凄さを判ってる、じゃないか！気に入ったよ。』って云われて
そのまま助手へ」
まあ其の前にも面識はあったけど。と云い御阿礼は苦笑いをする
「成程？」
「でも敦君は運が良いのよ。探偵社に入社して直ぐに
乱歩さんの異能力を見れるなんて、普通なら一ヶ月位からだし」
「やっぱり、そんなに凄いんですか？」
「ええ。さっきも云ったけれど
乱歩さんの異能力は宇宙一凄いからね
私は勿論、探偵社の皆も乱歩さんの事を尊敬しているから
敦君も見れば其の凄さが判るよ」
ニコと笑う御阿礼
矢張り美型なので微笑むだけで優しさが伝わる程だ
「あ、着いたね」
御阿礼がそう云うと目的地に着いたのか
ガタンと列車が停まる
「乱歩さん降りますよ」
「判ってるよ…」
静かに反応した乱歩は其の場から逃げる様に立ち上がり
御阿礼の手を取り繋ぐと歩き出した
「ら、乱歩さん！？」
「乱歩さん改札の通り方、判りませんよね！？」
此の時、敦と御阿礼は気づいていなかった
ほんのりと乱歩の耳が紅くなっている事を＿＿＿＿
(僕が居るのに平然と云ってくれるじゃないか…)
(手、繋がれてる……)
【５章２話】Murder on D Street ページ3
敦と御阿礼の協力により何とか列車に乗れた三人
だが敦は向えを見ると頬を少し紅くなっている
その原因は＿＿＿＿
「御阿、次は此方ね。あー」
「あーん。どうですか？」
「うん！次は此れ」
うまうま棒と云う名の駄菓子を御阿礼に餌付けされ
満足そうに懐から他の駄菓子を差し出す乱歩
「はい。(可愛いな…)」
此れが敦が照れている理由である
敦は性格がヘタレな事も有るが他の人でも照れるだろう
「(そういえば…)
御阿礼さんは乱歩さんの助手なんですか？」
紅くなった頬を引っ込め
探偵社を出た頃から疑問だった事を問う敦
「よく判らないのだけれど、入社始めに駄菓子を食べていたら
『やっぱり御阿は僕の凄さを判ってる、じゃないか！気に入ったよ。』って云われて
そのまま助手へ」
まあ其の前にも面識はあったけど。と云い御阿礼は苦笑いをする
「成程？」
「でも敦君は運が良いのよ。探偵社に入社して直ぐに
乱歩さんの異能力を見れるなんて、普通なら一ヶ月位からだし」
「やっぱり、そんなに凄いんですか？」
「ええ。さっきも云ったけれど
乱歩さんの異能力は宇宙一凄いからね
私は勿論、探偵社の皆も乱歩さんの事を尊敬しているから
敦君も見れば其の凄さが判るよ」
ニコと笑う御阿礼
矢張り美型なので微笑むだけで優しさが伝わる程だ
「あ、着いたね」
御阿礼がそう云うと目的地に着いたのか
ガタンと列車が停まる
「乱歩さん降りますよ」
「判ってるよ…」
静かに反応した乱歩は其の場から逃げる様に立ち上がり
御阿礼の手を取り繋ぐと歩き出した
「ら、乱歩さん！？」
「乱歩さん改札の通り方、判りませんよね！？」
此の時、敦と御阿礼は気づいていなかった
ほんのりと乱歩の耳が紅くなっている事を＿＿＿＿
(僕が居るのに平然と云ってくれるじゃないか…)
(手、繋がれてる……)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年4月1日 9時
