【２章５話】或る爆弾 ページ15
「一丁あがり〜」
低木から飛び越えてきた太宰の声を聞くと
敦は、へなと床に座り込む
(はあ、良かった……)
ぐっと親指を立てた太宰と御阿礼の元に向かおうとする。
「ぶッ！！」
が、
突然。誰かの腕が敦の背を押す
その転んだ時に機械音の様なピッとした音が鳴る
敦は恐る恐る手元を確認する
「(ピ？)、あ」
「「「あ」」」
三人の声が重なる
敦が転んだ拍子に床に落ちていた爆弾のスイッチを押してしまったのだ
次の瞬間《ピッ》とまた音がする
爆弾には00：00：05秒と表示されていた
「あああぁああぁあッ！？？
爆弾！爆弾！あと５秒！？」
焦った敦がバッと後ろを振り向くと太宰達は少し離れた場所にいた
(爆発！？部屋がふ、吹き飛ぶっ！？
爆風を抑え……何か爆弾に被せないとっ！)
太宰と御阿礼は敦が行った行動に目を見開き
声を上げる
「なっ」
敦は自身の身体を爆弾に覆い被さっていたからだ
(あれ？……僕、何やってんだ？)
《ピッ》
残り時間
＿＿00：00：02
「莫迦！」
《ピッ》
残り
＿＿＿＿00：00：01
「敦君！」
《ピッ》
＿＿＿＿＿＿＿00：00：00
「………………？」
爆弾の時間が0になったが一向に爆発しない
その疑問に重い瞼を開ける
するとサッと四人の人影が床に映る
敦が見上げると其処には太宰、御阿礼、国木田。そして爆弾魔の少年が立っている
「やれやれ……莫迦とほ思っていたが、これほどとは」
「ジサツ愛好家の才能があるね。彼は」
「でも敦君の行動は凄い勇気いりますよね！」
「へ？……………え？」
三人が何事も変わりなく話しているので
敦は一人困惑している
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えぼし(プロフ) - 返信遅くなってすみません。初心者の作品を見てくれて此方こそ有難うございますです。 (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 東方と文ストとか言う最高のクロスオーバーありがとうございます好きです (2022年4月30日 18時) (レス) @page1 id: fe2c98bf5f (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 有難うございます！何方とも好きな作品でなので、そう云ってくれて嬉しいです！！学校も有るので不安定更新ですが此れからもお願いします (2022年3月26日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
乱刹 - 東方と、文ストのコラボとか最強じゃないですか！それとめっちゃ面白くて好きになりました！これからも更新がんばってください。 (2022年3月26日 14時) (レス) @page5 id: a8460a1252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年3月1日 2時
