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第七話「才能」 ページ8

「おーい?おチビちゃーん??セノビックは要るか〜い?」

後ろからそんな声を掛けられた。

「要らねぇ゙ッ!!!!」

彼はそう言ってバタンッ!と乱暴に扉を閉じた。



┈┈┈┈┈┈┈
太宰side


「酷いなぁ、はは……」

引き攣った笑顔で笑う。


嗚呼、あれは出世コースだなぁ……。

…………今度の任務、合同任務か。




私は先程、渡された資料を片手に見る。



…………っ!!…ふふ、面白い。

私は独りで笑い乍ら机に肘をつき、目を閉じた。



┈┈┈┈┈┈┈


Aside



『中原さん……此処は?』


其処は、ポートマフィア基地の近くにある、
唯の空き地だった。


「此処なら、広いし良いだろ?」

中原さんは、そう言って私を見下ろす。


『……少し中原さんの方が背が高いというのが気に食わないです……』

私は不服そうな顔をしてそう呟いた。


「まあ、年上だからな。年下よりは背が高いのは当たり前だ」


中原さんはそう言って‪”‬ふふんッ‪!”と鼻が高そうにする。


『因みに、何糎なんですか?』



「160糎。手前は?」


『158.5糎』



私がそう言うと更に鼻を高くして、ドヤ顔をする中原さん。


私は少し頭に来たので、無視をして其の儘話を続けた。



『で、武術というのは…』

「ッ……ああ、取り敢えず其処にある壁を殴ってみろ」


私はそう言われ、左隣にあった壁を殴ってみた。

ドンッ!と音がする。



……痛い。血は出なかったが、手が赤くなった。



「……じゃあ、見てろ」


そう言って私が殴った壁と同じ壁を、中原さんは殴った。



ガッ……!!



壁にヒビが入る。


『え……??』

「これ位なら、直ぐ出来るようになる。」



口が塞がらない。



『あの……異能、使いましたか?』

「……??使ってねェけど。」

彼が‪”‬何かおかしいか?‪”‬とでも云うように此方を見てくるので、私は呆れた。


『才能ですね。私には無い』


私がそう言うと、中原さんはさらっと、


「あるだろ、手前にも。その異能だって、頭脳だって才能だ。此処迄生きてこれてるのも、その才能のお陰だろ?」


なんていう台詞を云ってきた。


『……面白いですね』私がそう呟くと、

「いいから、始めるぞ!」

彼がそう声を上げ、私の手を掴む。

「良いか?殴る時、腕を動かすだけじゃァダメだ。上半身を捻るようにして……」



そうやって、手取り足取り教えてくれた。



そして、青かった空は、いつの間にか日が暮れ、

赤く染まっていた。

第八話「森さん………??」→←第六話「セ〇ビックは要るか〜い??」



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A(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )さん» こちらこそ、素敵なイベントに参加させて頂きありがとうございます!!りりり様に言われては、更新頑張るしか無いですね……頑張ります! (2023年4月10日 15時) (レス) id: f26a97b124 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - Aさん、イベントご参加ありがとうございました〜!! 双黒以外にも姐さんや首領との絡みが見れて文スト民として嬉しい限りでした…!これからの中也と太宰との任務も気になる…!! これからも更新頑張ってください!! (2023年4月9日 23時) (レス) @page15 id: d3e59adc40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A | 作成日時:2023年3月29日 6時

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