【wrwrd】あの日の恩人【軍パロ】【男主】

34 ページ38

no.side


突然の暗転。
パーティーに参加している全員が驚いている。
そして、すぐに声が響く。




『レディーーーース、アンド、ジェントルマン！！！！！』




その声が響くと同時に電気はつく。そして、そこにはピエロの格好をして、仮面を付けた小柄な男。



『パーティーをお楽しみの中、失礼いたします。』

国王「お、お前は誰だ！！」


シータ国の国王はいう。



『私はただのピエロでございます。

...今宵は満月がキレイな夜。
そこで私はあなた方にダンスをお楽しみいただこうと思いまして...。』


ピエロが指をパチンとならす。
するとジャズ調の曲が流れ始める。


国王「し、侵入者だ！お前たち、捕まえろ！」

兵「はっ！！！」


数十人ほどの兵が集まってくるのに対して、ピエロは笑っている。そして、言った。





『shall we Dance?』






ピエロは、兵士達の攻撃に対して全て避けている。



それはそれはとてもキレイだった。

流れるように、会場に居る人に被害が出ないように、楽しそうに踊っているようだった。







その場に居る全員がピエロから目を離すことができなかった。

35→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す