6-聖夜 ページ39
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「またねー研磨ー」
ゲームをいじる猫背な背中に手を振る。いつも送ってくれる側の研磨が私たちに送られて居るのには理由がある。
「じゃコンビニ行こっか」
真冬にいきなりアイスが食べたくなる現象。今日はクリスマスだし、もう少しだけクロと一緒に居たいから我儘を言った。もちろん私に甘いクロは即答でおっけー。
「木兎は卒業出来るのかね」
「赤葦がなんとかする…と思うケド……」
留年なったら笑ってやろう。そう心に決めて、暗い夜道で一際輝く魔のコンビニに足を運ぶ。
「お疲れなAさんの為にボクが奢ってあげましょう」
「まじ？！じゃハーゲンダッツ！」
大好きなチョコ味のハーゲンダッツをチョイス。しれっと手を繋いでくるクロの手をぎゅっと握り返してふたりでレジに向かい、コンビニの前に座ってアイスを食べる。
「んー、美味しい。ありがと」
「いーえ」
クリスマスの飾り付けがしてある一軒家をぼーっと見ながら食べているといつの間にか食べ終わっていた。手を繋いで私の家まで送って貰う。
「A」
もうすぐ家に着く、そんな時優しい声色で名前を呼ぶクロに視線を向けると、なにやらオシャレな紙袋片手に照れ臭そうな顔を浮かべている。
「クリスマスプレゼント」
「…えっ」
開けてみて、と紙袋を差し出すクロ。状況が飲み込めていないまま言われた通り開ければ、そこそこお高いコスメブランドのリップ。
「似合うと思ったんだけど…どう？」
「え、うれしい…！」
思わず反射的にクロの大きな体にぎゅっと抱き着く。勢いよく抱き着いたのに、クロはよろけることなく私を受け止めてくれた。
「ありがとう、いっぱい使う」
キラキラ光るかわいいパケのリップを見つめる。
「…あ、そうだ」
カバンの中を漁って、奥の方に詰めておいたものを取り出した。
「これ、ママとクロのために作ったんだけど」
「…マフラー」
1週間くらい掛けて作ったけど少し失敗しちゃったマフラー。念の為と入れて置いて良かった。
「手作りとかかわいすぎませんか」
巻いて、と私の目線くらいまで屈むクロ。もう帰るのに巻く意味とはと思いつつ、私がいつもやってる巻き方をクロの首元に。
「ありがとう、夏も使うわ」
「また熱中症なるからやめてね」
あかーし、ハグしたよ。
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チョギヨ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 泣いてくださったんですかありがとうございます🥹🥹がんばります💖 (3月20日 22時) (
レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
チョギヨ(プロフ) - コーンクリームコロッケさん» ごめんなさい今気づきました😿‼️ありがとうございますたくさん見返してニヤニヤしてください💖💖 (3月20日 22時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - まじで感謝します、、、泣きました。嬉しくてこれからもいろんなものをつくってください。応援してます！ (3月20日 21時) (レス) @page40 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
コーンクリームコロッケ(プロフ) - えいやあああああああああああああああああああ！！！！！！！！なんで美味い話なんだああああああああああああ！！もうほんとに黒尾さーん………！最後までニヤニヤしながら見させていただきました最高でした！ (2月19日 13時) (レス) @page33 id: 45395c9c17 (このIDを非表示/違反報告)
ちよちゃん(プロフ) - めいさん» めいさんありがとうございます🥹海水染みそうですね、、( ˇωˇ ) (11月23日 20時) (レス) id: 35fb781d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよちゃん | 作成日時：2023年11月13日 18時
