心に刃を ページ27
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Aside
土煙の中、私は土砂の中を駆け下りる。
旅団は１部指揮を失い機能が停止しているように見える。
誰か、誰かと叫ぶ声が聞こえる。
しかし、それは私と師匠にとっての格好の的になっていることに彼らは気づいていない。
私は土砂の石を動かす影に一気に詰め寄り、目と目があった瞬間に相手の喉元に向かってナイフを一振した。
目の前に飛び散る赤。突然の仲間の首がとんだことに驚いている兵を花を手折る様にナイフを振りかざしていく。
…やっぱり嫌な匂いだ。
私はぐいっと鼻につく鉄臭さと混じった匂いを遮るためにひとらんから借りたマスクをつける。
気を紛らす為に短刀(ひとらんの国のもの)を心臓の近くの内ポケットにいれる。
…ひとらんの国では忍者っていう隠密専門の人がいて心に刃を宿している。
物理的ではあるが、そうしたかった。
逃げ惑う敵兵、飛び交う赤、辺り一面に香る死の匂い。
その中で私と師匠はナイフを振り続けた。
流石は、旅団とあっていくら息の根を止めてもきりがない。
私と師匠も人間だ。体力には限界がある。
でも戦場で足を止めることは死を意味している。
はやく、早く終わって。
もう疲れた、足が重い、早く帰って皆で笑い合うあの場所に帰るんだ。
その時キラリと光る何かが見えた。
一瞬で銃だと分かり、狙っているのは私ではない事が見えた。
咄嗟に師匠の方を見る、師匠は３人に囲まれて見えてない様子だった。
私は咄嗟に後ろを向いてた１人の首辺りにナイフを一振し、師匠を庇う。
パァンっという音と同時に衝撃が胸を貫く。
クラりと揺れる視界に移ったのは返り血に染まった師匠の驚く顔だった
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捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - 完結おめでとう！！遅かったかな？この作品すきです！！これからも他の作品や続編(あるとしたら)頑張って！！ ps寝ぇ猫はいつでもあなたのことを神とおもってます (2017年5月18日 22時) (
レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
パーカー(プロフ) - 完結お疲れさまでした。翔和さんの作品を見るのはこの作品が初めてなのですが凄く面白かったです。もし良ければ現代編も見てみたいです(小声 (2017年4月11日 21時) (レス) id: 2249185bc9 (このIDを非表示/違反報告)
青時雨。 - 続編おめでとうございます!いつも寝る前に読むのでわくわくしながら寝ることが多いです!更新頑張ってください! (2017年2月10日 20時) (レス) id: 77544ccea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔和 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月10日 15時
