“ 最高傑作 ” 実験体︰ NO.0 【ヴァニタスの手記】 (ページ8)

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8話ページ8

～ノエside

？「“春導く者よ(フローリフェル)”よ！
ｺﾞｼｯ)成程これが君の真名か、良く似合う名前だ」

ア「……あ…なまえ…私の…本当の……！っっありがとう…！！」

警官「動くな!!…なんだこれは…両手を上げろ！ここでなにをしていた！？」

？2 (いやいや、これは俺達のせいじゃねーし!)

警官「展望室の侵入者というのもお前達だな！？」

？ (うん！それは、オレ達だ!!)

？「ﾌｯ)…悪い事は言わん……俺達には関わるな……でないと……痛い目に遭うぞ…！？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ｺﾞｯｯ

？「痛い゛!!?」

？2 「バッ！」

ノ「ﾊﾟｼｯ」

？2「んなぁあぁぁあぁあっっ!!?」

蒼い満月(つき)ーーーー

【先「お前はあの月を怖がらないね、あの蒼い光は吸血鬼の力を奪うと言われる不吉の象徴だというのに」

ノ「……ですが、先生。僕の目にはあの月がとても綺麗に見えます」

先《私の可愛い子猫(モンシャトン)、今すぐパリへ飛んで欲しい。そこで発見されたらしい実在したんだよ
ヴァニタスの書は！必ずそれを見つけ出せ、そして見極めろ君の目で。ヴァニタスの書の「正体」をーー！》】

？「ぶあっはっはっはははは！なんだこりゃ！生きてる！
わけわからん！」ﾊﾊﾊ

ズボッ

ノ「さっきのアレはなんです？あんた彼女に何をしたんですか!?」

？「…「逆演算」。ヴァニタスの書の力で彼女の真名に干渉し改竄式(よけいなもの)を取り除いてやった、それだけのことだよ」

ノ「…それだけのこと……？……なにを言ってるんですか……っ

凄いことですよ！！(ぱあぁぁぁ)

そんな事が出来るなんて…！ヴァニタスの書は童話に出てくるような呪いの本などではなかったんですね！」

？「この本に！そんなキラキラした目を向けてくる奴は初めて見たな！」ﾊﾊﾊﾋｬﾊﾋｬｯ

ノ「……そんなにおかしいことを言いましたか…オレ…？」

？「あぁ面白い！そして気に入ったよ( ｸｯｸｯｸｯ
おまえ名はなんという？」

ノ「……ノエ」

？「「方舟の子(ノエ)」か。良い名だ。

オレはヴァニタス！蒼月の吸血鬼よりヴァニタスの書と名前を受け継いだーーーー
ただの人間だ(・・・・・・)！」