3話 仲良し ページ3
あれから吉野くんと映画館に行くことになった。
不登校であることが同じ私たちにとって
映画館に行くのは気晴らしみたいなもんだった。
それからお金を払って、チケットを2枚手にとって
『ミミズ人間』という映画だそう
どんな映画と話を聞いてみてひとつ分かったのは
吉野くんがとても楽しそうに話していたこと。
映画、好きなんだろうな
無我夢中ですごく楽しそう。
多分こんなに笑顔の人は見たことがないと言えるくらい。
そんな人の話を聞いてると自然と私も微笑みが生まれながら
もうすぐ始まるというところで、
『「…?」』
2人して顔を見やるのは、
この時間帯には少ないはずなのに男子高校生らしき声がする。
その男子高校生は、
『「…!!」』
もがき苦しむ私達を遊んでいた奴らだった。
最低最悪
私が嫌だと顔に描いてるかのような表情をしていると
吉『Aさん、ごめんね 行こっか』
私の手を引いて引き戻そうとする吉野くん
気を使ってくれてるのかな、
「まっ、順平くんっ…!」
「私は大丈夫だから、見よう…?
せっかくだし、お金も払っちゃったから…」
吉『…え』
「え?」
吉『名前…で、…呼んで……』
「あっ…ごめん、」
すると吉野くんは少し微笑んで、
吉『…じゃあこうしよう、』
『僕もAさんのこと名前で呼んでもいいかな』
私は、嬉しかった。
何気ないその一言でも
みんなが当たり前を過ごす友達なのかなって
「うん…!」
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ゆき(プロフ) - Shioさん» ありがとうございます(´;ω;`) 亀更新ではありますが、がんばります…! (2020年12月26日 8時) (レス) id: eca58d1137 (このIDを非表示/違反報告)
Shio(プロフ) - 吉野くん好きなのでめっちゃありがたいです!頑張ってください (2020年12月26日 0時) (レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2020年12月20日 23時