12話 すべて ページ12
先生は時より相槌を打ちながら聞いてくれた。
そんな先生からすごく暖かみと優しさを感じた。
それから、私の祖母について
五『お祖母さんは祓っておいたよ』
この一言で 我慢していた涙が溢れ返ってしまった。
私があの時見つけた「呪詛師」というのは
呪術を使い人間に危害を加える、
それが呪詛師と言うらしい。
つまり私の両親が死んだのは自害ではなかった。
祖母が操る呪霊によって殺害されて
父は恐らくそれに気付いてしまった。
そのことに気付いた祖母が外にバレぬよう口封じで殺した。
私が見えるようになったのは 父が亡くなった次の日
ということは、全てが繋がった。
祖母が 呪詛師なんてならなければ
私が学校に行かなくなることも
気持ちの悪い呪霊が見えるなんてこともなかった
いろんな感情が頭の中でぐるぐる回って
嫌悪感と苛立ちでいっぱいだった。
家『あまり無理をするなよ』
気付いてくれた家入先生が頭を撫でてくれる
「ありがとう、ございます。」
家『この短期間で色々あっただろう、
これからはここに住めばいい。』
気楽だろ、とちょっと楽しそうな顔をする
近くにいた目隠しの五条先生も、
うんうんと頷いてくれる
私はこれから新たな道を進むのだと
少し実感が湧いた気がした。
「あの、順平くんは…?」
五『順平なら悠仁と喋ってるんじゃないかな』
『行ってきなよ』
僕達はいいよ、と了承してくれる。
私は頭を深く下げて
「…行ってきます、!」
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ゆき(プロフ) - Shioさん» ありがとうございます(´;ω;`) 亀更新ではありますが、がんばります…! (2020年12月26日 8時) (レス) id: eca58d1137 (このIDを非表示/違反報告)
Shio(プロフ) - 吉野くん好きなのでめっちゃありがたいです!頑張ってください (2020年12月26日 0時) (レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2020年12月20日 23時