2話 助けて ページ2
家系が良いだけの私は
ただの一般人と変わらない。
ご飯を食べる、
お風呂も入る、
自分の部屋だってある
だけど、唯一違うのは
私が神社の巫女であるということ。
アイツの言った通り、私の両親は自害した
本来であれば両親がしていたはずを
私が
父は神主、母は巫女…
だけれど私の母は 父の母親から苛められており
精神的に自害に至ってしまった。
そして苛められていることを知らなかった父は
母の後を追って自身も自害してしまった
私のことなんて置いていったまま。
それからは権力も金もある祖母と
二人きりになった。
はっきり言って私は祖母が大嫌いだ
私の両親を殺したも同然、
したくもないお見合いをさせられる。
私より一回りも上なのに 婚約を前提に付き合うとか
相手の職種は教師だとか言って
私はそんな気 少しも無いのに。
そんな私の高校生活は友達や知り合いもいない
だから、学校終わりにタピオカだとか
皆がやってるようなJKとかいうのを私は知らない。
__________________________________________
気付いたら校舎裏側の外に座っていた
吉『…Aさん、？』
『良かった…目が覚めた…？』
吉野くん、無事で良かった
助けてくれてありがとう そう言おうとしたとき
「ごめん、顔酷いよね」
原型すら求めてないかもしれない顔を
見せる訳にはいかないと思って俯く
すると袖下から見える身に覚えのない包帯が巻かれていた
吉『ごめんね、勝手に包帯なんて巻いて…』
『気を失ってたみたいだったから、保健室で手当したんだ…』
私がこの学校を嫌いなことを知って
わざと吉野くんが手当してくれたんだ。
「そんな、ありがとう。」
吉野くんは首をゆるゆると横に振って、
吉『ごめんね、僕のせいで…』
「そんなこと…私はもう大丈夫だし…。」
その後
吉野くんが奴らのことや 私と同じ不登校ということを話してくれて
一段と仲良くなれた気がした。
これが世に言う友達なのかな、
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ゆき(プロフ) - Shioさん» ありがとうございます(´；ω；｀) 亀更新ではありますが、がんばります…！ (2020年12月26日 8時) (
レス) id: eca58d1137 (このIDを非表示/違反報告)
Shio(プロフ) - 吉野くん好きなのでめっちゃありがたいです！頑張ってください (2020年12月26日 0時) (レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2020年12月20日 23時
