【RE!】彫金師のはしくれだが、することが無い。仕事をくれ。 (ページ24)

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道場内にある部室から、持田のクソを含む先輩らが口角を上げ、気持ちわりぃ顔をしながら出てきた。
そして、オレらに上から目線で「ご苦労」と先輩らが言う。はぁぁぁ潰してぇ！殴りてぇ！！力いっぱい殴って蹴り飛ばしたい！

日本に来る前のオレだったら、銃ぶっぱなしたり、内蔵の一つや二つダメにさせてたんだろうなぁ。成長したなぁオレ！

自身の成長を改めて感じていると、腹が鳴った。
思い出せば、今朝は学校で朝食をとれば良いと思って、民宿で食べずに握り飯を持ってきていたのだった。

既に先輩らはオレの付近には居らず、居るのはあの同輩と、竹刀と防具だけだった。

「腹へったのか？」

「はい。朝食をとってなくて…。」

「はあ？！本当かよ？大丈夫か？」

うわなんだこいつ。心配そうに顔覗き込んできたぞ。

「俺の昼飯分けてやろうか…？」

…良いやつかよこいつ。オレ一人にクソおめぇもん持たせたのは許さねぇけど…手伝えよ……マジで…。

「あ、いえ。握り飯を持ってきているので大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」

そう言うと、それなら良かったと、胸をなでおろした。

「ということで、食べてきて良いですかね？」

「あー…いいんじゃね？」

投稿できる時にしないと、また一年弱投稿しない気がするので…投稿しました……。