【RE!】彫金師のはしくれだが、することが無い。仕事をくれ。 (ページ21)

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6話原作入りページ21

前世の職業柄、いろんな武器をある程度使えるようにしていたから、剣道もそこらへんの初心者よりかは上手かったと思う。

(オレの昔話については、需要があれば話すことにする。ただ、作者のTwitterで定期的に過去話はしているから、そちらを見た方が早い。)

腕力もないわけではないから、竹刀を五十回素振りしたくらいじゃ筋肉痛には到底ならなかった。
なっていた新入部員には難癖つけられたが、普段から筋肉というものを使っていないお前らが悪いだろう。

そんな部員たちも、一ヶ月と少し経てば慣れては来るようで、今日は筋肉痛にならなかったと、周りに得意気な様子で自慢をしていた。

自慢するようなこととは心底思えねぇがな。

それだけてめぇが体力なかったって、おおっぴろげに言ってるってことだぞ？
むしろ恥ずかしくねぇのか？

六月も中頃、新人大会というものの前に、なんちゃら大会というものがあるらしく、主将である持田センパイはいつに増してもウザイ。

オレのクラスの「笹川京子」に積極的に声をかけ、彼女に会う口実づくりのために、オレと昼飯を食いに昼休みにもやってくる。
オレの平穏のひとときを返せ！誰も来ない技術室に行かせろ！！

あ、これ言ってなかったな。

授業で技術ってあるだろ？
それで、技術担当の先生と授業終わりに少し話したら、カンナを直すのが面倒くさいと愚痴を零され、オレが「直すの手伝いましょうか？」と善人ぶってみたら雑用頼まれるようになってだな。
代わりに技術室を使わせてもらうよう頼んだ。
昼飯が食い終われば、工具でいろいろ作れるんだぜ。

最高だろ？

まあそんなこんなで、技術室はオレの平穏なひと時をもたらしてくれる教室なわけだ。

話は戻して、昨日の帰り、持田センパイは部活が終わったらそそくさと何処かに行き、そして今朝、朝練へと赴いたらいきなりウェイトの入った竹刀を持ってこさせられた。

はぁ？なんなんだこいつは？？

「あの変態め！俺の京子を穢しやがって！」
などと宣(のたま)ってたが、お前が言えたことじゃねぇだろ？

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こんばんは。
原作入りの予感がしますね。
ええ。原作入りします。
ただし、私は一巻から四巻を友人に布教のために全力で貸しました。
いえーい！！コミック文庫版が無ければ、今後の展開詰んでましたね！！！買っててよかったコミック文庫！！！！
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