【RE!】彫金師のはしくれだが、することが無い。仕事をくれ。 (ページ12)

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後半下ネタ注意です。
また、今後は下ネタ出てこないと思います。多分。
出さない自信はない。
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「なあ！なんで、名前しかねーんだ？」

早速、近くの席のやつが机から身を乗り出し聞いてきた。その間にクラスのほとんどがオレのところに集まってくる。

オレは、愛想の良い笑みを作り答える。

「ちょっとした事情があるんです。すいません。無くて。」

へーと、感嘆の声を漏らした。他のやつらもな。

「じゃあ、次俺な！えーと、誕生日、好きなものと……まあ、いろんなこと！！」

2つしか思いつかなかったんだな。
ねぇなら話しかけてくんなよ。

「えっと、誕生日は12月5日。好きなものは特にありませんよ。」

「今更な感じするけど、日本語上手だよねー。
練習したの？」

練習しなくても、日本語は話せるのか？そりゃあ日本人だから話せるだろうなてめぇらは。

「はい。毎日日本語で話したりしましたからね…。」

辛かったなぁとでも言うような顔を作り、オレは聞いてきた生徒の顔を見ながら言った。

「あ、はいはい！私も質問！外国のアダルトサイトには、モザイクが入ってないって本当？」

は？何こいつ。何でストレートにこんなこと聞いてくんの。頭どうかしてんじゃねぇか？

「いや、そういうものは見たことないので……。」

「うぇー？男子中学生なんだろ。見ろよ。」

てめぇは女子中学生だろ。そんなもんに興味持ってんじゃねぇよ。
他の生徒も、この発言には引いていた。

「……え？なんだよ君たち。無言にならないでくれよ。照れる。」

そう言って、その女子生徒は顔を両手で覆った。
なぜ照れる。

まあ、その女子生徒のおかげとも言えるが、余り質問攻めはされずに休み時間が終わった。(あの女子生徒に大半がドン引きし、席に戻ったからだ。)

その後も、質問されたりしたが俗に言う営業スマイルをかまし、答えた。

オレ自身もかなり引いたが、クソみてぇな質問をしてきた生徒には少しだけ、ほんの塩粒くらい感謝した。