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中也side
俺はAの口元に
チョコレートを押しつけた
其れはコーヒーの隣にあった物だ
『んっ⁉』
「ほら、良いから食え」
目をパチクリさせたAは
俺の促しで大人しく口に含んだ
手袋越しに触れた唇の柔らかさに
ドキリとしたが
悟られない様座り直して
チラッと横を見ると
僅かながら表情を緩ませたAが見えた
…さっきよりは元気になったな
「お前はそれでいい
彼奴らの為に俺らが頑張ればいいだろ？
…でも無理すんな
あと、もう少し人を頼る事を覚えろ
困った時は助けを求めていいんだから、な？」
少し泣きそうな顔で頷くAの頭を撫で
気を取り直すべく
冷えたコーヒーを取り替えようと
立ち上がった時、電話が鳴った
画面には首領の２文字があったので直ぐに出た
「はい、中原です」
「私だよ
此方の密会は終わったのだけど
新しい仕事が出来たから
今から私の部屋に来て貰えるかい？
Aちゃんも一緒に
連れて来て欲しいんだけど…」
「了解です、これから向かいます」
電話を切りAの方を見た
「首領からの呼び出しだ
…行けそうか？」
「はい、行きます」
はっきりとした返事と
いつもの表情に戻った事に安心した
Aも立ち上がり
部屋を出る為に扉の前まで来た
ドアノブに手をかけると
後ろにいたAが
俺の名前を呼びながら
外套をクイッと引っ張るので
顔だけ振り返った
「ん？」
『ぇっと……
さっきはありがとうございます』
「ぉ…おう……」
身長差で下から俺を見上げながら
ふんわりと笑うAに
帽子を被り直しながら返事し
ドアノブを捻った
照れくさくて
暫くAの顔を
まともに見れなかったのは秘密だ
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アリス(プロフ) - 久遠さん» はい！ありがとうございます(*'▽'*) (2020年2月21日 20時) (
レス) id: 30d2bc441e (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - アリスさん» 返信ありがとうございます！嬉しいです！( *´ω`* )わーギルド戦後も続くんですね！楽しみです！いくらでも待ちますんで、ご無理のない範囲で更新してくださいヽ( ´ ▽ ` )ノ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 060e6a57ee (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 久遠さん» わーありがとうございます！(*´∇｀*)コメントすっごく嬉しいです！更新はノロノロですが、ギルド戦後もまだまだ話は続くので楽しんでほしいです！ヽ(´▽｀)/ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 30d2bc441e (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - はじめまして。更新ありがとうございます！最近この作品を知って読ませて頂いてます。語彙力がないので上手い事言えないのですが、この作品めちゃくちゃ好きです！続き楽しみに待たせて頂きます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 060e6a57ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akia | 作成日時：2019年12月14日 3時
