十九冊目 ページ20
「ん〜!美味しー」
可愛らしい笑顔でパフェを食べる絢菜。
可愛いなぁ、本当に。天使かこの子は。
『クリームついてるぞ、絢菜』
唇の端についたクリームを指で拭うと、そのまま舐めとった。
甘い…でも美味いな。
「美味しいね、弥歳さん」
『こらこら、俺は今月弥だって』
「はっ!ご、ごめんなさい」
『気を付けろよ(ニコッ』
フォークでケーキを一口大に切ると、絢菜の口に持っていった。
『あーん』
「んん〜!このケーキも美味しい♪」
『本当、絢菜は美味しそうに食べるな』
「月弥さんと一緒だからだよ」
『絢菜…』
可愛すぎだろ俺の嫁ぇぇええ!!!
《緊急連絡です!只今、当列車の8号車で火災が発生致しました!!
7号車と6号車のお客様は念の為…前の車両に避難していただきますようお願いします!》
『!?』
「火災なんて…嫌だね、月弥さん」
『あぁ…そう、だな』
胸がざわざわする。
「大丈夫だよ月弥さん。零は無事だって」
『……うん、だな』
大丈夫……だよな?零――
·
結局列車は、貨物が爆発したとかで近くの駅に停車した。
そして俺達乗客は、これから事情聴取されるらしい。
「……あれ?有希子…ちゃん?」
「あ!絢菜さんじゃないですか!」
「有希子ちゃんも乗ってたの!?」
「はい♪お久し振りです」
確か……工藤優作の奥さんだったな。
『ん?君は……昴君じゃあないか』
「安室さん、あなたも乗っていたんですか」
『君もね。
あぁ、紹介するよ。嫁の絢菜だ』
「どうも、初めまして」
絢菜「あ、あなたが月弥さんが言ってた沖矢昴さんですか。どうも初めまして、安室絢菜です」
可愛いだろ?俺の嫁。
「有希子さんと絢菜さんはどんな関係なんですか?」
「絢菜さんのお父様が帝丹小学校の教師だったのよ。それで親しくさせて貰ってるの」
「有希子ちゃんは子供の頃からずっと可愛いよね。羨ましい」
「そんな事ないですよ。絢菜さんだって私より年上なんて全然見えないです!」
『今でも絢菜は20代で通じるぜb』
「月弥さんだって若いじゃない」
『はっはーww』
「(似た者夫婦か…)」
「(相変わらずラブラブねー♡)」
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ナーガ(プロフ) - 伊万里ほうすいさん» イメージはそんな感じです。これから時計じかけの摩天楼編に入る予定なんですが、DVDがないのでなかなか進みません(´;ω;`)もう少し待っていてください。 (2017年12月19日 5時) (レス) id: b1c1ba0bdd (このIDを非表示/違反報告)
伊万里ほうすい - ああ……コメント失礼します……主人公のジョセフ並感……めっっっちゃ好きです。奥様はスージーQに見えてきます。もうっ…好きです。ジョセフが波紋やめてなかったらこうなってたんでしょうね… (2017年12月19日 2時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます。今は映画の話を書く予定なのですが、DVDがないのでもう少し先になりそうです。でも待っていてくれると嬉しいです! (2017年9月30日 14時) (レス) id: f9f66c5a0b (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 初めまして!とってもいいです!!最高です!!更新頑張って下さい!! 応援しています! (2017年9月30日 13時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
月姫@日向うさぎ(プロフ) - 初めまして。まさかの、安室さんご両親設定!面白かったです(笑) (2017年5月13日 13時) (レス) id: a974538f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナーガ | 作成日時:2017年2月10日 22時