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第二十五話 ページ27

『いらっしゃいま…』
「ルフィはいるかァア!!」

『ガ…ガープさん』


相変わらず、とてもお元気そうで。


「あ、ガープさん!お久しぶりです」

「久しぶりじゃのマキノ、千紘」

「げ!?じ、じいちゃん!!」

「じゃから!じいちゃんに向かって"げ!?"とは何じゃァ!!」


ルフィ君の頭に、ガープさんの拳が炸裂した。


「いってェ!!!」

『えっ』


ルフィ君に打撃が効いた…?

なんで?


「いてて……俺ゴムなのに」

『なんでだろうね?』


もしかしたら、ゴムにも効果がある何かがあるのかもしれない。


「それより、なんでじいちゃんがいるんだよ」

「おォ、そうじゃった。忘れとったわい!」


ガープさんは、ルフィ君をコルボ山にいる知り合いに預けるという事で今日は来たらしい。


「あら、それじゃあ寂しくなるわねェ」

『そうですね…』

「え?千紘も行くんじゃねェのか?」

『私は無理だよ』


こんなお腹じゃあ、山の中なんて危なくて歩けない。


「うん?わしは千紘も連れて行こうと思っとったんじゃが」

『それがですね、ガープさん』


私は妊娠している事と、あと数ヶ月で産まれそうな事を話した。


「何!?いったいどこの馬の骨と!!」


馬の骨扱いされている承君……。


『心配しなくても、無理やり襲われたとかそんなんじゃあないですから、大丈夫ですよ。それに、私は彼の事が大好きなんです』


勢いで言っちゃったけど、恥ずかしくなってきた。

でもいいよね。本人の前じゃあ言えないんだから。


「むゥウ……千紘がそこまで言うなら仕方ないが……その代わり、相手の男が来たらわしに会わせるんじゃぞ!!」

『わ、分かりました…』


ああ……ガープさんが拳をコキコキ鳴らしてらっしゃる。

承君なら大丈夫だろうけれど、想像しただけで肝が冷える。

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ローグ - めっちゃ面白いですね!更新頑張ってください!あ、あと16話の″後悔″は″航海″ですよ! (2019年3月24日 20時) (レス) id: 9534f8c68f (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 輝夜さん» コメントありがとうございます!!返信が遅くなってしまいごめんなさい!これからもよろしくお願いしますっ! (2017年11月5日 15時) (レス) id: 44a0d047ab (このIDを非表示/違反報告)
輝夜 - 一言いいですか・・・・・おもしろすぎるわ馬鹿やろぉぉぉぉぉ!!!しかもコラソンとロー出てるしやばい((一言で収まらなかったw (2017年10月21日 15時) (レス) id: 9db3921189 (このIDを非表示/違反報告)
閻魔舞(プロフ) - ナーガさん» WWW はい!読ませていただきます! (2017年9月24日 1時) (レス) id: c9845c6beb (このIDを非表示/違反報告)
ナーガ(プロフ) - 閻魔舞さん» ありがとうございます!!よければ、他の作品もよろしくお願いしますね!(さりげなくアピールww) (2017年9月23日 22時) (レス) id: 33ea84a1a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナーガ | 作成日時:2017年8月8日 18時

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