3 ページ4
コブラside
何とか涙を抑え、
俺は、気分転換に、
壇商店へと足を運んだ。
「「いらっしゃっせ!!」」
そのままレジに進み、
いつものようにカップケーキを2つ頼んだ。
芝「216×2は?」
コブラ「432円だろ。はい。」
いつも上から目線で言ってくるくせして、
客に計算させんのが、この店だ。
店から出て、
しばらく歩いたところにある俺の家に帰った。
ベッドに座り込み、
袋からカップケーキをひとつ取り出し、
大きくほおばった。
ここの店のは、
文句言えないほどうめぇ。
定員はどうかしてるが。
そして、
ふたつめを取り出した。
何故か、
無意識に、いつも2個買ってしまう。
昔、
姉ちゃんと一緒に食べたくて、
買って、
姉ちゃんを探してもいない日ばっかだった時は、
一人で2個食べて。
何回か買って、
初めて姉ちゃんと一緒に食べれた日は、
一生の思い出だ。
そんな事を考えていると、
もう最後の一口になっていた。
俺は姉ちゃんの美味しそうにしてる顔を思い浮かべて、
カップケーキを口にした。
今生きてたら、
きっと山王一緒にやってたんだろうな。
必ず、
約束、守り抜くから。
その日まで、
見ててくれ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - きこさん» ありがとうございます!!頑張りますね!! (2018年3月30日 23時) (
レス) id: d552f6212c (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - めっちゃ楽しみに読ませて貰ってます！！頑張ってくださいー (2018年3月30日 17時) (レス) id: 6c6d54cc01 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - *神奈月*さん» ありがとう(=^0^=)頑張るね! (2018年3月28日 0時) (レス) id: d552f6212c (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - ルルさん» めっちゃ楽しみにしてる！！ルルさんのペースで更新頑張れ！ (2018年3月27日 23時) (レス) id: 0c25c3f986 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - *神奈月*さん» 新作来ましたぁ〜o(^o^)o!!いきなり思いついちゃってｗｗ書いてみました!!楽しみにして下さるのなら、頑張ります!! (2018年3月26日 23時) (レス) id: d552f6212c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル | 作成日時：2018年3月25日 9時
