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大谷
「ホークスに行こうって決めたの」
大谷「そんな、事が…」
「だからね?私ホークスの皆が本当に大好きなのっ…^^* 必要としてくれた監督も、中々打ち解けられなかった私を輪の中に入れてくれた柳田さんも…私が熱中症で倒れた時本気で怒って心配してくれた礼くんもみんな…大好き」
「私のこの過去を知ってるのは、工藤監督とコーチ数人、柳田さんくらいだけど」
「今日また1人増えちゃった(笑)」
Aは涙を流しながらも、笑顔になった。
大谷「あまり…言いたくなかった?なら、…ごめん無理に聞いちゃったみたいで」
「ううん(笑)」
「大丈夫だよ、ただ一方的に理由も分からないまま、異性として見れないとか言われるマシかなって」
大谷「…」
どうしてだろう
「あ、翔平が熱さまシート貼ってくれたお陰でちょっと元気になったかも」
彼女を見ていると
「よく寝れたからかな?」
理性がぶっ壊れて
「何かお腹すいたな」
自分の身体なのに
「あ、でも食べたら胃もたれするかな」
制御がきかなくなる
.
.
「…翔平?」
いつの間にか僕は彼女を後ろから包み込んでいて
大谷「僕ちゃんと戦うから」
「え?」
大谷「柳田さんと。正直嫌だったけど、過去を聞いて無理そうな感じはするけど、僕はやっぱりそれでもAのこと大好きみたいだし、好きになってもらいたいから。」
「…」
大谷「だから…キスした事も覚えてないのは嫌だから、またするね」
「えっ?!」
背中を向けていたAをこちら側に振り向かせ、
ちょっと無理矢理にキスをした。
彼女に抵抗される前に唇は離した。
大谷「忘れないでね、この事。」
ほんと、どうしちゃったんだろう 僕は。
.
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作者名:maru | 作成日時:2021年8月7日 22時