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柳田
工藤監督「桜木Aさんはホークスのっ!ソフトバンクホークスの!専属カメラマンなんだけどなぁ。無茶に扱ってもらっちゃ困るなぁ。復帰したばかりなのに。懲りないねぇ。元はと言えばそちらさんが無理させるから倒れたのになぁ」
「え、えっ、工藤監督っ?!」
栗山監督「言ってくれますね〜?だがしかし現実はですね?彼女はうちと出張カメラマンの契約してるんですよねぇ〜?」
俺らのこと止めとったくせに、今度は2人が喧嘩しだしたやん
工藤監督「"出張カメラマン"とは、急に迷惑も考えずに頼む事なんですかね〜?」
栗山監督「そんな無理な頼みを快く笑顔で受けてくれる桜木さんは素晴らしいなぁ〜実に素晴らしい」
工藤監督「そりゃあうちの専属ですからなぁ」
栗山監督「専属とか関係なく彼女の人柄かと」
工藤監督「(ㅍ_ㅍ)」
栗山監督「(ㅍ_ㅍ)」
なんだこれ
大谷選手も俺も拍子抜けして、ぼーっと立っていた
すると
「柳田さん、止めてくださいよっ」
Aが俺の横に来て、上目遣いで話しかけてきた
かわえぇなぁ、ほんと
あざとい
柳田「嫌だね。これは俺たちの戦いの延長戦やから」
「負けたじゃん…」
柳田「試合は負けたけどな?恋の試合はまだまだまだまーだ!続きます!」
「何言ってんのほんと、もういいや。翔平に頼むから」
と、大谷選手のとこに行こうとするAの手を握った
柳田「ダメだって」
「じゃあ、と!め!て!」
柳田「…はい」
柳田「あのぉ…監督達…」
監督2人「黙ってなさい!」
柳田「はい…」
小さくなり戻ってきた俺にAは睨みをきかし
「約立たず…」
柳田「ごめんなさい」
いてもたっても居られなくなったのかAは
「いい加減にしてください!」
Aが叫ぶと2人は黙った。
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作者名:maru | 作成日時:2021年8月7日 22時