検索窓
今日:29 hit、昨日:9 hit、合計:151,969 hit

22 ページ22

You ーー翌日






いつ退院できるんだろ、、





そんな事を考えながら病室の窓の外を見ていると







ーガラガラ〜






いきなりドアが開きびっくりして、振り返ると立っていたのは






「う、上林か…ノックしてよね…」

上林「なに?着替え中だった?」

「どこをどう見て着替え中なのよ…」

上林「じゃあいいじゃん。裸見た仲だろ。今更グチグチ言うな」

「…切実にムカつく」







上林は私のベッドに当たり前の様に座ると





上林「ど?調子は」

「んー、まぁ、まぁ…?普通に元気いっぱい」

上林「そ。あんま無理すんなよ。監督もしっかり良くなってからまた顔見せてねってさ。伝言」

「工藤監督に会いたい(´;ω;`)」

上林「忙しいから無理だろ。どーせまた会える」

「…」

上林「それに、工藤監督。かなり文句言ったらしいよー?日ハムに」

「え?なんで?」

上林「そりゃあ(笑)娘みたいに可愛がってる専属カメラマンが他球団の球場で熱中症で倒れたんだし。怒るだろ」

「そんな、…観客席に行ったのは私の判断だったしちゃんと水分摂らなかったからで、、」

上林「まー栗山監督もかなり頭下げたみたいだし。納得して帰ってきてたけどさ。あ、あと高橋さんもブチ切れてたよ」

「高橋さん?あ、礼くん?」

上林「ん。」

「…みんな、なんか申し訳ない…。自己責任なのに」

上林「いいじゃん皆それだけ心配だったんよ。代わりに柳田さんは監督に叱られてたけど(笑)」

「え?!なんで?」

上林「昨日…?ほらお前が目覚ました時一緒だったんだろ?」

「あ、うん」

上林「朝から練習だったのに2時間も連絡無しで遅刻してきたから。」

「…まじか、」

上林「ま、とにかく!」

「?」

上林「みんなまた待ってるから。今はちゃんと身体治して、また元気な姿見せに来いよな」

上林「俺はもう帰るから。じゃ」





私が返事をする前に早々と病室を出た上林。






「…(笑)」




上林が実は1番心配してくれてるんじゃん(笑)




ツンデレだなぁ、相変わらず(笑)








「よし、頑張って元気100倍にならなきゃ!」








栗原さんみたいにね(*´▽`*)








.

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:大谷翔平 , 野球 , 柳田悠岐   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:maru | 作成日時:2021年8月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。