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You
「…、っ」
重たい瞼をゆっくりと開くと
眩しい太陽の光が目に刺さった
「ん、…」
太陽の光の次に目に映ったのは白い天井で
「…どこ、?」
右手には温もりがあったので
ちょっと痛む首を仰向けになりながら右下に向けると
「え…やな、ぎたさ、ん?」
な・ぜ・だ・か!
私の右手をかなり強い力で握りながら
自分ちの様に気持ちよさそうに寝ている柳田さん
右手を握られたまま、私は身体を起こした
そして柳田さんの指を1本1本緩めていると
柳田「ん〜…」
「げっ、」
柳田さんはムクっと身体を起こし
しばらく無言無表情で私を見つめ
柳田「えぇっ?!?!」
「なっ、なんですか、?!」
柳田さんのバカでかい声にびっくりした瞬間に
私の身体は何故だか
大きくて暖かい何かに包まれた
「え?」
その正体は紛れもなく柳田さんだった。
「ちょ、ちょっと…柳田さん?!」
柳田「ねえ!A!」
「なんですか、てか声でかい…」
柳田「キスしていい?!」
.
.
.
.
.
.
「・・・・・は?」
柳田「だめ?」
「いやいや、普通にダメでしょ…何考えてるんですか相変わらず…」
柳田「まぁ、そうだよな…」
「…馬鹿なんですかほんと…(笑)」
柳田さんが面白くて、クスッと笑った
柳田「A。やっぱり可愛いな」
「はいはい。聞き飽きました(笑)」
柳田「本気で言ってんだけど?冗談とかじゃないから」
「はいはーい」
柳田「はぁ…そんな俺の事嫌いなん?」
「嫌い?」
…。
「大好きですよ?」
.
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作者名:maru | 作成日時:2021年8月7日 22時