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柳田さんがしょんぼりしている顔をつまみにしながら、松田さんを撮っていく。
松田さんは松田さんで暑苦しい。
毎回目を合わせたら終わり。
前に1度だけ、お疲れ様会みたいなのに参加した時
超絶うざい絡みをされて以来、毎回欠席をしている。
だけど凄く良い方なのは間違いない。
暑苦しいけど。
数百枚取り終えたとこで、午前練も終わり
お昼休憩の時間になった。
でも私の休憩は仕事が終わってから。
これから、工藤監督に撮った写真を見せに行く。
関係者のみが入れるバックヤードへ行き、
選手達が集う休憩室へ向かった。
「お疲れ様ですー」
『おつかれでーす』
甲斐「あ、Aちゃんじゃん！今日来てたんだ！」
「あ、甲斐さん。」
甲斐さんは、まさに仏様
甲斐「監督なら、あっちいるよ^^*」
「ありがとうございます」
監督の隣へ行き、
工藤監督「あ、お疲れ。暑いのにごめんね〜」
「あ、いえいえ」
「今からで大丈夫ですか？」
工藤監督「うん、見させてくれるかな」
「はい」
PCを開き、カメラを繋ぐ。
先程撮った写真を監督に見せていく。
私の撮った写真は主に、HAWKSの公式SNSなどにあげる。
「これとかいいんじゃないかなぁって」
工藤監督「うんいいね。あとこれもいい。」
「承知しました」
工藤監督「はは、いい顔してる」
工藤監督と数十分話し合い、SNSへあげる写真を決め、解散。
そして私のお昼休み。
昼休みくらいゆっくりしたいけどそうはいかない。
柳田「やっっほ^^*」
この人のせいで。
「なんですか。」
柳田「一緒に食べようと思ってさ！」
「ああ、そうですか」
柳田さんは隣でご飯を頬張りだした。
柳田「Aちゃんっていつもヨーグルトと飲み物だけだよね。ダイエットしてんの？」
「いえ。夏はいつもこうなんですよ。食欲無くて。一応夏バテしない程度に食べてはいますけど、最近出続けてるから夏バテ気味(笑)」
柳田「ちゃんと食いなさい！」
そう言い、柳田さんは私にお肉料理を差し出してきた
「私、お肉苦手なんです」
柳田「え、ベジタリアン？」
「はい」
柳田「ふーん。じゃあ野菜あげるよ、はい！」
「いや、柳田さんの皿に一度乗った物をいただく訳には…」
柳田「いいって！手つけてないし！」
「いやそういう問題じゃ、」
と、まぁいつもこんな感じ。
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作者名：maru | 作成日時：2021年8月7日 22時
