懸念 ページ46
車を降りて地下からスタジオのあるフロアまで。
控え室の手前から聞こえてくる。
いつにも増して賑やかな笑い声。
なんだ…
今日はみんなやけに元気だな…
そんな気分じゃないんだけど…
そう思いながら、扉を開きっぱなしにしている控え室に足を踏み入れた。
KH「あ、来た来た。ヒョン、おはよう。」
ドンへに気付くキュヒョンが声をかけてくる。
控え室の中に出来ていた輪。
自然と輪が開くと見せる小さな姿。
一瞬で広がった驚きの色。
DH「………え。」
自然と合った視線。
………A？
引き寄せられるように近づいて行ったのは、ドンへの方だった。
ドンへを見て嬉しそうに微笑んでくる。
長い髪を耳にかける仕草。
DH「……何…してるんだ？」
YM「え？」
DH「どうしてここにいる…？大学は…？」
きょとんとしている視線は首を傾げた。
横からドンへの腕を引っ張ったウニョク。
EH「ドンへ……。違うよ…。」
彼女は…
Aじゃない…
小さな声で囁かれた言葉。
YM「ドンへオッパ。初めまして。ユミンです。」
DH「……ユ…ミン？」
SW「今日仕事を一緒するって、わざわざ挨拶に。」
DH「……そ…う。」
YM「よろしくお願いします。」
優しい微笑み。
よく知った微笑み。
DH「……よ…よろしく…。」
似てる…
なんてもんじゃない…
外せない視線。
ジッと見つめてしまう。
YM「やだ…。ドンへオッパにそんなに見つめられると…恥ずかしいです。」
ほのかに赤くする頬。
DH「え…あ、ごめん…。」
慌てて顔を逸らした。
YM「私、オッパの出てるドラマ全部見てますよ。」
DH「あ…ありがと。」
YM「だからこうしてお仕事が出来て嬉しい。」
細い腕がスッと絡んでくる。
見上げてくる笑みに、鼓動を早くさせられた。
LT「あらら。気に入られちゃって。」
輪の外でクスッと笑うイトゥク。
ヒチョルは視線を落とした。
持ち上げた手を眺める。
遠くの日本人より…
近くの韓国人…
眺めた手をギュッと握った。
日本に帰ってしまうかもしれない…
愛した女と…
愛した女に瓜二つの…
韓国のタレント…
大切なのは一人だけ…
求める女は一人だけ…
だけど…
迷ってしまう…
間違えてしまう…
その姿が同じであるが故に…
どんなに鼓動を早くしても…
どんなに胸を熱くしても…
そいつは…
愛した女とは違う…
ドンへ…
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りん(プロフ) - ドンちゃん迷路に入りましね…ヒロインちゃんのピンチに多分間に合わないんだろうな〜おバカなお魚さん…兄さん…ヨハンからヒロインちゃんを…ジュン…繭との別れ、(´･_･`)しかし、ドンちゃんは、バカ、(-.-;)y-~~~ (2017年6月8日 1時) (
レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 神さま、シウォンさま〜(´･_･`) (2017年6月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒョクちゃんの思いが、ヨハンに通用するのかな？？不安ですが…(ｰｰ;)ヒロインちゃんが、涙を流さないように、アーメン(´･_･`) (2017年6月6日 19時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - みんははさん» いつもありがとうございます^_^ 最後までよろしくお願いします^_^ (2017年6月6日 12時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» あ、そうですよ。よく分かりましたね！やっぱり鋭いです^_^ (2017年6月6日 12時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2017年6月3日 16時
