初めて会った日の事 ページ19
戻って来ない返事。
「ドンへ？」
DH「え、あ…いや。まだ…。」
「そう。」
妙な間が不自然に漂う。
ジッとドンヘを見つめている横のヒチョル。
「ドンヘ…。」
DH「……ん？」
「……ジュンと…食事してくるね…。」
DH「え…。」
「それだけ…話しておこうと思って…。」
次の言葉が出て来ない。
「じゃあ。お仕事頑張ってね。」
頭の中が動揺している間に切れた電話。
力が抜けるように腕が落ちた。
腕を組んで椅子に寄りかかるヒチョル。
HC「ちょうどいいじゃねぇか。」
睨むような視線。
少しも気にせずニヤッと笑った。
HC「黙って見てろ。ホントにお前のとこに戻ってくるのか。」
ドンへは携帯を強く握りしめた。
A…
大丈夫だよな…？
戻って…
来るんだよな…？
ウニョクとイェソンは複雑そうな顔を見合わせた。
携帯を持って戻って来たA。
小さなグラスを渡される。
JN『付き合うだろ？』
『少しだよ？』
JN『少し少し。』
そう言いながら、なみなみ注がれた。
カチン…と音を立てて合わせたグラス。
JN『図書館もいいけど、やっぱああいう仕事が面白い。』
『韓国語はジュンの専攻だもんね。』
JN『コンシェルジュなんてさ、結局接客なんだよ…。』
『じゃあ、また大学で仕事したら？ジュンなら教授も大歓迎だと思うけど？』
JN『……やだ。』
『どうして？』
ピッチ早くグラスを開けるジュンの目はトロンとしていた。
やけに色気漂う視線。
大きな手が、Aの頬を包んだ。
JN『お前が…いないから…。』
『え…。』
JN『Aが大学を辞めたから…俺も辞めた…。』
『そんな…。』
JN『別に責めてないよ。俺が…お前の側にいたかっただけだ…。』
そう言って、大きな手を離すと微笑んだ。
JN『初めて会った日の事、覚えてるか…？』
『もちろん…。』
大学の図書館の通路で…
高い本を取り損なって…
降って来た本たちの下敷きになってた私を…
助けてくれた人…
びっくりするほどハンサムで…
頭も良くて…
女の子にとても人気があったのに…
JN＊『Aさん。俺と…付き合ってくれませんか…？』
凄く真剣な顔で…
恥ずかしそうに頬を赤くして言われたのは…
初めて会ってから…
一週間後だった…
同じことを頭の中で思い浮かべていた二人。
ジュンは懐かしそうに笑っていた。
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りん(プロフ) - ドンちゃん迷路に入りましね…ヒロインちゃんのピンチに多分間に合わないんだろうな〜おバカなお魚さん…兄さん…ヨハンからヒロインちゃんを…ジュン…繭との別れ、(´･_･`)しかし、ドンちゃんは、バカ、(-.-;)y-~~~ (2017年6月8日 1時) (
レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 神さま、シウォンさま〜(´･_･`) (2017年6月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒョクちゃんの思いが、ヨハンに通用するのかな？？不安ですが…(ｰｰ;)ヒロインちゃんが、涙を流さないように、アーメン(´･_･`) (2017年6月6日 19時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - みんははさん» いつもありがとうございます^_^ 最後までよろしくお願いします^_^ (2017年6月6日 12時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» あ、そうですよ。よく分かりましたね！やっぱり鋭いです^_^ (2017年6月6日 12時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2017年6月3日 16時
