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あおいろの、まほうしょうじょ ページ45

―――目の前に現れた人物に、兎愛は驚愕した。
その人物が、魔法少女であったことにも。


「お、おやまさん……?なんで……」

兎愛を守ったのは、優奈だった。
猫耳、肉球、尻尾と、その姿は猫を連想させる。


「あかつきさんがあぶなくて、何かしなきゃっておもったの。
それで、キャシーがね……」

「キャシーが!?どういう事ラビ!」

仲間の名前が出たことで、ラビックも驚く。それに関して話を聞こうとした時……


「何こんな状況で話してんのよッ……!!」

流れが止まったことにしびれを切らした女が、優奈が受け止めている方の反対の腕を巨人に動かさせ、巨大な拳で攻撃を仕掛けてきた。


「……はぁっ!」

優奈は、止めている方の腕を放し、瞬時にもう片方への対処に移る。
手に装備された肉球で、伸びてくる巨人の腕を、側面からビンタで弾いた。

巨人は強烈な痛みに悶えたのか、硬直してしまった。


「まだまだ……!」
優奈はそのまま巨人の懐に走り寄り、胴体に肉球の一撃を浴びせる。

「……ちょっ、落ちちゃうじゃないのォ!」
女は激しい振動にバランスを崩し、巨人から落下した。



「ゆな、決めるニャ!」

「うんっ……!」


キャシーの合図とともに、パクトから青色の光が放たれ、カードの形になる。
兎愛と同じ、フィニッシュのカードだった。


『キャット!ドリーミングマジック!』

音声の後、優奈は自然と、両手でハートを作っていた。
そしてそこに、魔力が溜まっていくのを感じ……


「やぁぁっ!」

手の中から、青色のビームを、一気に放出させる。
それは巨人に命中し、大きな胴体を青い光が包み込んだ。

そして、優しげな声とともに、巨人はその身を消滅させていった……。

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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

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