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ひっさつのまほう ページ18

「う、ぐ……なんでこんな……」

女性は、自分が地に伏していることに納得いかなかった。
自分たちの野望を、阻止してしまうかもしれない危険な存在。

それが今、目の前に立っているのだ。



「すごい……こんな力、自分じゃないみたい……」

自分より大きな相手を、それよりも高く飛んで蹴り倒した。
それが、兎愛には信じられなかった。


「さあ、フィニッシュは大技で決めるラビ!」
「……おおわざ?」

ラビックが、自分の中から話しかけてくる。
それと同時に、ハートのコンパクトからピンク色のエネルギーが飛び出した。

カードの形になったエネルギーは、兎愛の手に渡る。

「ふぃにっしゅかーど……?」

フィニッシュ そう書かれたカードから、兎愛は強い力を感じた。


「それを、コンパクトにスキャンするラビ!」
「おおわざ、ひっさつわざ……うん!やってみる!」

カードを持った兎愛は、スッとそれを前に構える。


「な、今度は何をする気……?」

やっとの思いで立ち上がった女性。
が、目の前の少女は、さらに知らないアイテムを持っていた。


「……行くよ!」


『フィニッシュ!』

カードをスキャンすると、パクトからカードの効果を表すらしい
元気のいい音声が聞こえてくる。


『ラビット!ドリーミングマジック!』


技の名前を示す音声の後、兎愛は両手を構えてハートの形にする。
その手の中には、大きなピンク色のエネルギーが溜まっていく。


「いっけぇ!」

そのまま、ハートの中からピンク色のエネルギーがいっきに放射された。
ビームになって、それは目の前の敵に向かって飛んでいく。



「く、直にこれを受けたらまずいわ……撤退よ!」

女性は、胸元の宝石を外し、向かってくるビームに投げつける。
人の姿に戻ったうえに、黒い宝石は砕け散ってしまった。

が、彼女はその隙に、姿を消した……。

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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

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