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あたらしいがっこうせいかつ ページ1

「まだかな……」

暖かい春の日の学校。
少女は1人、廊下に立っていた。

なにも、悪いことをして立たされているわけではない。

「……じゃあ、転入生の子、入ってきて!」

「あ……!」

今日は、少女の新しい生活が始まる、大事な日だ……。

教室からの、女性の聞いたその少女は、教室のドアをゆっくりと開ける―――。




「―――あかつきとあ、です!今日から、このクラスでがんばります!」

少女……兎愛が挨拶をすると、クラスから拍手が巻き起こった。

「ふぅ……」
心の中で、兎愛はホッとしていた。
緊張していたのもあって、ちゃんと挨拶できるか不安だった彼女は、
クラスの歓声を聞いて安心しているのだ。

「いい挨拶ね。三年三組のみんな、仲良くしてあげてね。
えっと、兎愛さんの席は……」

担任の文野(あやの)先生が、教室を見渡している。
どこの席になるんだろう?と、兎愛はドキドキしていた。

「……よし、あの席がいいわね」

文野先生が指したのは、窓際の席。
教室から、外の様子がしっかり見えるので、兎愛は嬉しく思っていた。

「あれ……?」

席に着こうとすると、兎愛はとある違和感を感じた。
隣の席は空いているのに、その席には荷物が置いてある。

「あやの先生!となり、だれかのせきなんですか?」

「そこは、尾山さんの席ね。今、保健室に居るの」

保健室と聞いて、隣というのもあってか兎愛は少し心配になった。

「もうすぐ戻るはずから、心配しないでね」

「……はーい!」

その後、朝の会や一時間目の授業が始まったりしたが、
隣の席の生徒が戻ってくることはなかった。

やすみじかん!→



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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

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