霧谷柊さん ページ4
「ねぇ、指揮官さん」
「何ですか？」
「明日、姉さんのお見舞いに何か持っていきたい」
「ああ、そうですね。お花とかどうですか？」
「お花」
「はい、季節の花とか選んでみてはいかがですか？」
「指揮官さん、明日暇？」
「そうですね。予報も出ていないし、業務が終わり次第大丈夫ですよ」
「じゃあ、明日花選ぶの手伝って」
「わかりました。」
「あ、指揮官さん」
「すみません。遅れてしまいました」
「ううん。大丈夫。それよりどういう花がいいの」
「病院に持っていくならまず鉢植えのものは持っていかないのがいいですね」
「どうして？」
「鉢植えのものは根づくので寝づくという語呂合わせで″早く退院しないで欲しい″みたいな印象を与えるからね」
「そっか」
「あと、菊、ユリ、薔薇、椿とか彼岸花も避けよう」
「何でユリと薔薇も駄目なの」
「ユリは大きな花びらが下を向くから、回復を願うのならばこれは駄目ですね。薔薇は棘があるでしょう、人を傷つけるという悪印象を持たれるからです。あと、花びらが真っ赤ですので血液を連想させるからですね」
「じゃあ椿は何」
「椿は花がぽろっと落ちることから首斬りなどを連想させるからですよ」
「それなら何がいいの」
「明るいオレンジや黄色淡いピンクなどのお花やアレンジフラワーやドライフラワーなどがいいと思いますよ」
「それとこれとこれをアレンジするのはどう」
「とても綺麗でいいと思いますよ」
「ねぇ、リボン何色がいいと思う」
「暖色系の方がいいと」
「わかった。ありがとう指揮官さん」
「いえ」
「指揮官さんはこれから何するの」
「ううん、今から合宿施設に戻り仕事をしようかと」
「ごめん。忙しいのに」
「大丈夫ですよ。ではお見舞い気をつけて」
「うん」
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香奈(プロフ) - わかめさん» わー！ありがとうございます！！ワヒロ凄く少ないのでこれから増えればいいなって思ってたんですよ！是非そちらも頑張って書いていってください！こちらこそありがとうございました！ (2018年12月14日 19時) (
レス) id: 3acb042585 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 初めまして！ワヒロ少ないですよねー！私も作ろうかと悩んでいましたが小心者で中々書けず…でもこの小説を見てから書く勇気が持てました！ありがとうございます！そして素敵な小説で見ているのすごく楽しいです。これからも応援してます！ (2018年12月14日 18時) (レス) id: 27cdf237c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香奈 | 作成日時：2018年12月11日 17時
