五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】 (ページ31)

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私の部屋ページ31

コンコンコン、と扉を叩く音が聞こえた

「はーい」

今は就寝時間の15分ほど前

この時間に誰かが来るなんて珍しい

「！五条先生！」

扉を開けると、そこには五条先生がいた

先生が私の部屋に訪ねてくるなんてめったにないものだからとても驚いた

「な、なんで先生が？」

「あのね、お前ちょっとは警戒しなよ。誰か確認もせずにあけるなんて」

五条先生は呆れた顔をしていた

…なんか、いつもの先生と雰囲気が違う気がする

「はーい。………あれ？それ……」

ふと視線を下げると、目に入ったのは白い袋

さっき先生に渡したのじゃなくて、伊地知さんに渡したやつだ。

「ああ。これ？伊地知がくれたんだー」

「えー、伊地知さん気に入らなかったのかな…」

「そうそう。だから伊地知にはあげなくていいよ」

あれが気に入らなかったのなら、何が好きなんだろう

五条先生なら知ってるかな、？

「伊地知さんは何が好きなんですか？なんかうどんとか好きそうですよねー」

私がそう問うと、先生は固まった。私は空気がピリつくのを感じた。

「…？五条先生？」

「…ねえ、僕に差し入れくれるんでしょ？」

一瞬無表情になったかと思うと、先生はまた笑顔になって言った

　

…私がさっき言ったから来てくれたの？

「うふ、うふふふふふ。ありますよぉ、いっぱい！」

緩みきった顔で、先生の差し入れを取りに行く

「はい！先生の！」

先生にあげたいグッズは多々置いているのだが、全て今あげることはできないので、数個だけ持ってきた

ニコニコ笑って先生に差し出す

「…わっ」

　

突然先生が私の手を引いた。バランスが崩れて一歩前に出る。

先生は少しかがんで、私の耳元でぼそりと囁いた

「浮気者」

「……え！？え、え！？今何が起こっ「じゃあね〜」ちょっと先生！！」

すぐに手は離され、先生は帰って行った

「な、何だったんだ……………」