美形ばっかりが通る道見つけた【呪術廻戦】

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目隠しは伏黒君に頬ずりしている。


伏黒君は必死に抵抗しているが、目隠しの体はびくとも動かない




「離せ！ド変態アホ教師！」


「いやよ恵ちゃん…！あっ、乱暴はよして…！」
　



…私は何を見せられているのだろう


男同士のイチャイチャ、それも教師と生徒。


新しい扉を開きそう




「は、なれろって！！」




伏黒君が本気で目隠しのみぞおちに肘打ちをした


いったそ〜




「うっ」




目隠しはみぞおちを抑えて、ふらふらと後ろに下がる


…暫く時間が経った。彼は俯いたまま顔をあげない


そんなに痛かったのかな




「うっそぴょ〜ん！痛くありませぇん！」


「行こう」


「え」




何を血迷ったのか、伏黒君は私の手を掴んで歩き出した


目隠しへの怒りで私の事を忘れているのだろうか


ぶつぶつと目隠しの文句を言っている


その目は前しか見てなくて、私のことなんてちっとも見ようとしない



「(私はいいんだけどさ、気づいた時が恐ろしいよね)」


素晴らしいキレの肘打ちを思い出す。さすがに、伏黒君から手を取ってきたのだから殴られることはないと思うが。




「ね、伏黒君」


「…」


「伏黒くーん」


「…」


「伏黒君！！！」
　




掴まれていた手を、もう片方の手で触れる。伏黒君の足が止まった





「…え、俺なんで？」


「知らないよ。伏黒君から握ってきたんだから警察呼ばないでね」


「バッチリ撮ったよ〜。恵から変態の手握ってるの」





追いついてきた目隠しがそう言った。めちゃめちゃ楽しそうだな、この人。

伏黒君は私の手を離し、私と目隠しを睨みつけた




「あんたら、絶対許さねぇ…」


「いや私何もしてな「死ねド変態！」ええ…」




とんだとばっちり。何もしてないのに私の好感度だだ下がりだ…





「どんまい！」





ぽん、と肩に手を置いて目隠しは言った


…目隠し取ってやろうかこの野郎

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