美形ばっかりが通る道見つけた【呪術廻戦】

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「それでね、私言ってやったんれすよ。このバーコードオヤジ！なんでクビなんだ！って」


「あははは、バーコードww」



あれから数時間


私達はすっかり出来上がっていた


シートの上には空き缶が大量に転がっている


白衣の美女はシレッと一緒にお酒を飲んでいた




「それにしてもお姉さんお美しいですねぇ」


「見る目あるじゃ〜ん」


「あはっ、よく言われますう」


「あ、酒が足りない」


「買ってきます〜」




これで何回目のパシリだろうか


フラフラと立ち上がり、千鳥足でコンビニに向かう




「おっ、と……」


「わっ」



グラリと揺れて、咄嗟に近くにあったものを支えにした


黒い、大きいなにか


……あったかい？




「おーい、お姉さん大丈夫？」


「んーーー？」



上の方から声がして、顔を上げる


じーーーっと目をこらすと、私が掴まったのは人だった




「……生きてる」


「生きてるよ」




ペタペタと触る。なんかガッシリしてる。全部筋肉って感じ




「おい、少年」


「誰か知らないけどお姉さん飲みすぎ」


「いい筋肉してんなぁ〜」


「わっ！どっこ触ってんの！」




そういえば声もイケてる。体格もいいしきっとイケメンだ



「…ねえ、大丈夫？」



ひょい、と顔を覗き込まれた


変わった髪色に、可愛らしい顔立ち


いつかの石けり少年だった




「君は石けり少年じゃないか！」


「え？石けり少年？」


「お姉さんと一緒に飲むかぁ？」


「俺未成年だし」




ぐいぐいと引っ張り、さっきの場所に戻る




「あれ、酒は？ってか虎杖じゃん」


「家入さん！？…このお姉さん知り合い？」


「いや、知らん」


「お酒買ってきま〜す」



お酒も回って、ふわふわと気持ちよかったが、飲みすぎたのか私の記憶はここまでしかない。

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