わたしのかみさま【呪術廻戦】

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そして、今日。


傑とAが再会する日だ。


Aは大分緊張しているようで、ここに向かうとき何度も深呼吸していた。


だが、いざ二人を合わせてみると、Aは先程の緊張なんて忘れたように大きく手を振っていた。


その時の驚いた傑の顔といったら。


「どういうことだ！」


傑が険しい顔で詰め寄って来る。


「あれ見てみ」


Aの方を指差した。彼女は術式を使いこなし難なく呪霊を祓った。


そしてAは喜々として俺のもとへ走ってきた。


「よし！できたよ師匠！」



「俺が教えたんだ。当たり前だろ」


「………え？」


傑は大分混乱しているようだった。


それもそうか。ここにいるはずのないガキがいて、そいつは呪霊を祓えるくらい強くなっていて。


「すぐる！見てた？すごいでしょ、いっぱい特訓したんだ！」


傑にあった途端、去年のAに戻ったようだ。


「っふふ、くっ、あはははっ」


突然傑が笑い出した。Aと俺は驚いて傑をじっと見つめた。


「…やりすぎたんじゃね？」


「師匠のせいですよ、サプライズとかするから……」


「はぁ！？オマエもノリノリだっただろ」



傑に聞こえないようにコソコソと話していると、傑から声をかけられた。


「ほんと、二人には敵わないな」

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