隆二side ページ5
Aちゃんが今日は飲みに行くと言うので臣を飲みに誘った。
すんなりOKしてくれて店まで臣に任せちゃった( 笑 )
着いたところは綺麗な和食屋さん。
『臣よくこんないいとこ見つけたね〜』
「たまには贅沢しちゃおうぜ」
端のカウンターに座ってレモンサワーを飲んだ。
『んで?昼間のあの乙女な臣はどこかな?』
少しからかってみた。
「雰囲気がタイプだっただけ。別に好きとかじゃねえよほんとに。」
顔だけで決めるほどの男じゃないんで なんて笑ってる。
まあ確かにそうだよな( 笑 )
でもそんな悪い子そうじゃなかったし俺はいいと思うけどな。
それからAちゃんの話や三代目の話、くだらない話など、久しぶりに臣と2人で酒を交わして楽しかった。
『ちょっとトイレ』
そう椅子を引いた瞬間
「隆二くん…?」
『えっ!Aちゃん!』
…にアイリちゃん…!?
………これは面白くなりそうだな。
「あれ?Aちゃんじゃん…あれ、アイリ…ちゃん?!」
なんか4人でみんな顔合わせてびっくりして…( 笑 )
こんなこと滅多にないぞ…
『2人ともこれから二次会しようよ!カラオケ!カラオケ行こうよ!な!臣!』
「えっ…と、どうする?アイリ。」
「行きましょ?今市さんその方が楽ですもんね」
えっと…なんでアイリちゃんはこんなに企み顔で笑ってるの?( 笑 )
あっもしかして…
Aちゃんの方をみると、顔の前で手を合わせて ごめん ってしてる。
かわいいな( 笑 )むしろ言ってくれたんだ…嬉しい。
その方が楽 っていうのは帰るところが一緒だから…ってとこかな( 笑 )
そのまま俺と臣でAちゃんとアイリちゃんの分も支払って外に出た。
「すみませんご馳走になっちゃって…」
2人とも おいしかったです なんて笑ってるから俺らはそれだけで充分。
臣だってほら、満更でもない顔してんじゃん( 笑 )
前にAちゃん、アイリちゃん、後ろを俺と臣で歩く。
「カラオケ行ったら何歌ってもらおっかな〜」
なんて前の2人は盛り上がってる。
『ねえ臣、よーくアイリちゃんのこと知れるいい機会じゃん。』
「…ありがと。」
珍しく素直。( 笑 )
ヴンッ
俺らの声を期待する2人に緊張して咳払いをして声を整えた。
314人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:renka | 作成日時:2017年3月25日 13時